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『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生】 [movie]

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原題: Batman v Superman: Dawn of Justice
監督:ザック・スナイダー
出演:ベン・アフレック、ヘンリー・カヴィル、エイミー・アダムス、ジェシー・アイゼンバーグ、ダイアン・レイン、ローレンス・フィッシュバーン、ジェレミー・アイアンズ、ホリー・ハンター、ガル・ギャドット、TAO
製作年: 2016年
製作国:アメリカ
配給:ワーナー・ブラザース映画
上映時間:152分

なんだかバッタものと思ってしまうようなタイトルだが、前作である『マン・オブ・スティール 』から引き続き、スーパーマン役をヘンリー・カヴィルが演じている。正当な続編、ということですね。監督もザック・スナイダーだし。

あらすじ
バットマン(ベン・アフレック)は、両親の殺害現場を目撃したという過去のトラウマから犯罪者一掃に力を注ぎ、一方超人的能力を持つスーパーマン(ヘンリー・カヴィル)は、その力を人類のために惜しみなく使ってきた。だが、その破壊力の強大さゆえに、スーパーマンは人々からバッシングを受けるようになり……。
またまた152分の長尺だが、その長尺を飽かせない映画だ。プロットはかなり錯綜しているが、うまく刈り込まれているせいか観客を置いてきぼりにすることはない。

注目すべきはジェシー・アイゼンバーグの演技。奥底深いところに狂気を孕んだ敵役を怪演している。あとわき役だけど、ジェレミー・アイアンズ演ずるアルフレッドがいい味出してます。

「ジャスティス・リーグ・ビギンズ」といった内容だけど、橋渡し的な役割だけではなくきっちりエンタテインメントしているところがいい。

それにしても、終盤に参戦するあの人が一番強く思えてしまうのはなぜか。もっともおいしい役どころじゃないか。

やはり『マン・オブ・スティール』は予め観ておいた方が愉しめると思うので、未鑑賞の方は予習された方が吉です。



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『砂上の法廷』 [movie]

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原題:The Whole Truth
監督:コートニー・ハント
出演:キアヌ・リーブス、レニー・ゼルウィガー、ググ・バサ=ロー、ガブリエル・バッソ
製作年: 2016年
製作国:アメリカ
配給:ギャガ
上映時間:94分

上映感は少ないし低予算っぽい風情なのでスルーしてもかまわないのだが、上映時間が短く観客を騙す気満々の映画とみたので有楽町まで出かけることにした。
解説
莫大な資産を持つ大物弁護士が自宅で殺害され、17歳の息子が容疑者として逮捕された。少年は完全黙秘を続け、敏腕弁護士ラムゼイが少年の弁護を引き受けることに。法廷でも何も語らない少年をよそに、多くの証人たちが少年の有罪を裏付ける証言を重ねていく。やがてラムゼイが、証言のわずかなほころびから証人たちの嘘を見破ると、裁判の流れが変わりはじめる。そんな矢先、少年がついに沈黙を破り、驚くべき告白をする…。
という法廷サスペンスもの。余計なサイドストーリーを排したシンプルな構成は好もしい。説明も過剰ではなく、個々人の証言から事件の状況が観客に示されるというつくりもいい。

本作で一番弱いのは三分の二を過ぎたあたりで真相が推測できること。結末の驚きがないのは、この手の映画では致命的だ。いや、一番驚いたのはレニー・ゼルウィガーの変貌っぷり。エンドロールまで誰だか分らなかったよ。


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『マジカルガール』 [movie]

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原題:Magical Girl
監督:カルロス・ベルムト
出演:バルバラ・レニー、ルシア・ポシャン、ホセ・サクリスタン、ルイス・ベルメホ
製作年: 2014年
製作国:スペイン
配給:ビターズ・エンド
上映時間:127分

いまテアトルシネマが熱い。三週続けてのヒューマントラストシネマである。今日は有楽町だが。予告編を見る限りではこれからも期待できる作品が続きそうである。
解説
白血病で余命わずかな少女アリシアは、日本のアニメ「魔法少女ユキコ」の大ファン。ユキコのコスチュームを着て踊りたいというアリシアの夢をかなえるため、失業中の父ルイスは高額なコスチュームを手に入れようと決意する。しかし、そんなルイスの行動が、心に闇を抱えた女性バルバラやワケありな元教師ダミアンらを巻き込み、事態は思わぬ方向へと転じていく。
これはまた、鑑賞後にいやな気分になる映画だ。なんとも救いがない。ハリウッドはもちろん、日本でもこのようなストーリーの映画は作られないに違いない。当方はミヒャエル・ハネケの作品を想起した。

当方が興味深く感じたのは、多くを語られない細部。バルバラの仕事とは、あるいはダミアンはなぜ刑務所に入っていたのか。そういったことは観客には全く説明されない。もちろん、それが効果を上げているのだが。観て損する映画ではないが、なかなか評するに難い。精神的に参ってるときには避けたほうがいいかも。



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『マネー・ショート』 [movie]

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原題:The Big Short
監督:アダム・マッケイ
原作:マイケル・ルイス
出演:クリスチャン・ベール、スティーブ・カレル、ライアン・ゴズリング、ブラッド・ピット
製作年: 2015年
製作国:アメリカ
配給:東和ピクチャーズ
上映時間:118分

当方は株式や債券等の投資の類は一切やっていない。ああいったものは素人が手を出してはいけないものだと思っている。だから直接的には株価の上下に一喜一憂しない平和な生活を送れている。簡単に儲けることなんてできないのだから。
解説
05年、ニューヨーク金融トレーダーのマイケルは、住宅ローンを含む金融商品が債務不履行に陥る危険性を銀行家や政府に訴えるが、全く相手にされない。そこで「クレジット・デフォルト・スワップ」という金融取引でウォール街を出し抜く計画を立てる。そして08年、住宅ローンの破綻に端を発する市場崩壊の兆候が表れる。
本書の原作である『世紀の空売り』は当方が読んでもおもしろい金融系ノンフィクションだった。だから相応に期待をして鑑賞したのだが、そこは裏切られなかったといっておこう。ただし、逆に原作を読んでいたからわかる、ということは多い。そもそものサブプライムローンから、それを債権化するとはどういうことなのかなど、一定の知識が必要である。

あと、ライアン・ゴズリング演じるドイツ銀行の行員が一種の語り部役のメタ構造を持っているのだが、それがどれほどの効果があるかは疑問。観客を戸惑わせるものになってはいまいか。

米国経済(ひいては世界経済の)の破綻に逆張りを仕掛けるということに対しての罪悪感や、ファンド・マネージャの兄に関するサイドストーリーなど、なんとなく余計かな、という気はする。また、基本的には空売りを仕掛けて2年間は待つというストーリーなのでテンポは少しかったるい。

という感じの細かい文句はあるのだけれど、クライマックスの一つであるラスベガスのエピソードに見られる金融業界や政府に対する不信感を包み隠さず訴えてくるところなど、やはり骨太である。余談だが、ラスベガスにおける食事のシーンで徳永英明の『最後の言い訳』がBGMに使われているのは示唆的だ。

単純なエンタテインメントを期待すると物足りないが、社会派ドキュメンタリー映画などがお好きな人にはおすすめである。


◎原作も良書です。

世紀の空売り―世界経済の破綻に賭けた男たち (文春文庫)

世紀の空売り―世界経済の破綻に賭けた男たち (文春文庫)

  • 作者: マイケル・ルイス
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2013/03/08
  • メディア: 文庫


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『ロブスター』 [movie]

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原題:The Lobster
監督:ヨルゴス・ランティモス
出演:コリン・ファレル、レイチェル・ワイズ、レア・セドゥ、ベン・ウィショー
製作年: 2015年
製作国: アイルランド・イギリス・ギリシャ・フランス・オランダ・アメリカ合作
配給:ファインフィルムズ
上映時間:118分

二週連続でヒューマントラストシネマ渋谷に行くことになった。先週観た際に本作が予告編にありこれはおもしろそうだと目星をつけたのである。2月いっぱいはメンバーズカードに登録すると招待券がもらえることがわかっていたので入会し、本作に備えたのであった
解説
独身者は身柄を確保されてホテルに送り込まれ、そこで45日以内にパートナーを見つけなければ、動物に変えられて森に放たれるという近未来。独り身のデビッドもホテルへと送られるが、そこで狂気の日常を目の当たりにし、ほどなくして独り者たちが隠れ住む森へと逃げ出す。デビッドはそこで恋に落ちるが、それは独り者たちのルールに違反する行為だった。
本作については、当方の勘が的中した。当方好みの不条理感あふれた佳作である。ちなみにタイトルは、どんな動物に変えられたいかと訊かれて主人公が答えたもの。

いわゆるディストピアものなのだが、そもそも45日間ルールとは何なのか、動物に変えられるとはいったいどういうことなのか、それらに関する説明が一切なく、最後まで語られることもない。鑑賞者はのっけから宙ぶらりんになる。

主人公役を演じるコリン・ファレルは、逆肉体改造をしたのかおなかの出た冴えない中年男性役を抑えた演技で好演。これまでのアクションものとはまったく異なる雰囲気だ。

意図的に撮られているのだろうが、影の薄い男性陣に比べて個性的な女性が目白押しの映画ではある。作中でホテルに軟禁状態にある独身者は、森の独身者を一人狩るごとに動物化への猶予が一日増える。特に優秀なのがサイコパスじみた女性だったりする。また、レア・セドゥ演じる森の独身者たちのリーダーもまた、冷酷な女性だ。

それらの対比や映画の語りに騙りがあることなど鑑賞者に読み解くことを強いる映画である一方で、ブラックな笑いを愉しめるある種のコメディ映画でもある。舞台となるホテルや自然の風景の美しさも愉しめる。ほとんどがアイルランドで撮られたもののようだ。

それにしても、冒頭のシークエンスは最後まで観終わってもよくわからない。どういう意味だったんだろうか。



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『スティーブ・ジョブズ』 [movie]

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原題:Steve Jobs
監督:ダニー・ボイル
出演:マイケル・ファスベンダー、ケイト・ウィンスレット、セス・ローゲン、ジェフ・ダニエルズ
製作年: 2015年
製作国:アメリカ
配給:東宝東和
上映時間:122分

ファーストデーということで行ってまいりましたTOHOシネマズ新宿。歌舞伎町は相変わらず剣呑な雰囲気で緊張感が強いられる。通りにたたずんでいる男一人を見るとヤ○の売人のように思えてしまう。まあ偏見だけどさ。
解説
1984年のMacintosh、88年のNeXT Cube、98年のiMacというジョブズの人生の中で最も波乱に満ちていた時期に行なわれた3つの新作発表会にスポットを当て、人々を魅了した伝説のプレゼンテーションの舞台裏を通し、信念を貫き通そうとする姿や、卓越したビジネスセンスを浮かび上がらせていく。さらに娘リサとの確執と和解といったエピソードも盛り込み、ジョブズの素顔を浮き彫りにする。
単にファーストデーだからということで無理やり観に行った感がある本作だが、意外や愉しめたのだった。120分をダレることなく会話劇だけでまとめた手腕はなかなかのものと思う。

84年、88年、そして97年のiMacの発表会など、それぞれのプレゼンテーションの開演前40分に焦点をあて、関係者や娘との相克を描く、といった体。舞台は、文字通りその会場の舞台裏となっている。それにしても登場人物たちがよくしゃべること(笑) セリフ暗記の大変さが偲ばれる。

主演のマイケル・ファスベンダーはこれが初見と思ったら、以前危険なメソッド』で観ていたようである。あまり記憶にないが。ジョアンナ・ホフマンを演ずるケイト・ウィンスレットも迫力の熱演。セス・ローゲンノ化けっぷりもさすがである。ダニー・ボイル監督作品って観たことあるかな、と過去のエントリを探ったら『スラムドッグ$ミリオネア』で監督だったのね。

当方はジョブズ氏の生涯をそれなりに知っているのでその全体像の一部として愉しんだのだが、そういった知識がまったくない人が観たらどう思うのか訊いてみたい。そんなことを思わせる作品。


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『エイリネイト -侵略地区-』 [movie]

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原題: Alienate
監督:マイケル・シャムウェイ
出演:ブレイク・ウェッブ、テイタム・ラングトン
製作年: 2016年
製作国:アメリカ
配給:ファインフィルムズ
上映時間:86分

本作は「未体験ゾーンの映画たち 2016」と銘打たれた、未公開作品ばかりを集めた劇場発の映画祭で上映されたもの。最近はB級の洋画ってあまり劇場にかからずDVDスルーになっちゃうので良い試みだと思う。そんなわけで久々にヒューマントラストシネマ渋谷に出かけたのだった。そういや、前に来たときはシネカノンと言ってたくらいだから、もう10年以上ぶりなのか。

最近の大手のシネコンは確実に稼げるものしかかからないように感じている。客数減でリスクは取れないということだろう。CMやら予告編やらに20分以上かけて観客を拘束し、果てには映画泥棒呼ばわりするんだから、そりゃお客さんは離れていくよね。
解説
妻との冷め切った関係に悩む男デイビッドは、妻と距離を置くため出張に出る。しかし出張先で突如として飛行機が墜落しはじめ、電波塔まで倒壊してしまう。それは、地球に襲来した何者かの仕業だった。デイビッドは一刻も早く自宅へ帰るべく奔走するが…。
さて鑑賞後の率直な感想は、当方の期待とは異なる映画でありました。破綻しかけた夫婦が緊急事態でお互いの大切さを再認識していく、という大枠なんだろうが、そのきっかけがエイリアンの侵略であるという必然性がないところがつらい。

あと、時間軸を前後にシャッフルする構成はありがちなものなんだけど、その手法の必然性もあまり感じられない。かえってストーリーのテンポを阻害している。サイドストーリーにもほっぽらかしの部分があり、概して完成度は低い。

原題の"Alienate"は「〈人・愛情などを〉遠ざける,不和にする」という動詞なので、エイリアンの侵略というストーリーは特に重要視されているわけではないのかもしれない。それにしても米国映画のエイリアンってあの典型的な造作になるのかね。あの見た目が彼らにとってのアイコンなのかもしれない。なんとも消化が難しい映画でありました。


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『ヘイトフル・エイト』 [movie]

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原題: The Hateful Eight
監督:クエンティン・タランティーノ
出演:サミュエル・L・ジャクソン、カート・ラッセルジェニファー・ジェイソン・リー、ウォルトン・ゴギンズ、デミアン・ビチル、ティム・ロス、マイケル・マドセン、ブルース・ダーン、チャニング・テイタム
製作年: 2015年
製作国:アメリカ
配給:ギャガ
上映時間:168分

上記を見ていただきたい。168分ですよorz 今回は豊洲のユナイテッドシネマに行ったんだが、10時から始まって終わりは13時ですよ。そんなに長く座っていることができるんだろうか…。
内容
大雪のため閉ざされたロッジで繰り広げられる密室ミステリーを描いた西部劇。タランティーノ作品常連のサミュエル・L・ジャクソンを筆頭に、カート・ラッセル、ジェニファー・ジェイソン・リー、ウォルトン・ゴギンズ、デミアン・ビチル、ティム・ロス、マイケル・マドセン、ブルース・ダーンが出演。全員が嘘をついているワケありの男女8人が雪嵐のため山小屋に閉じ込められ、そこで起こる殺人事件をきっかけに、意外な真相が明らかになっていく。
まず言っておかなければならないのは、この監督だからおわかりになるかとは思うが、「雪の山荘」系ミステリを期待するとそんなことはありません。念のため。とはいえ、こういう舞台劇を想起させるシチュエーションであれば登場人物同士の騙し合いがスリリングなプロット重視の作品か、と思いきやそうでもないので困ったものである。

当方の率直な感想を申し上げるならば、胸糞映画ではある。なるほど、その残虐シーンやフルヌードシーン(しかも男)があることから18禁指定になったことがわかる。決して快を感じさせる映画ではない。中途まではミステリを感じさせる流れから、プロットは突然に破綻するのだ。

ただね、168分でダレることのない映像づくりの手腕はやはりタランティーノならではか。登場人物の長広舌も相変わらず愉しめる。タランティーノが好きな人以外は、なかなかおすすめできない映画であると思った。
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『X-ミッション』 [movie]

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原題:Point Break
監督:エリクソン・コア
出演:エドガー・ラミレス、ルーク・ブレイシー、レイ・ウィンストン、テリーサ・パーマー、デルロイ・リンドー
製作年: 2015年
製作国:アメリカ
配給:ワーナー・ブラザース映画
上映時間:114分

解説
元アスリートの若きFBI捜査官ジョニー・ユタは、エクストリームスポーツのカリスマ、ボーディが率いる超一流アスリート集団への潜入捜査という指令を受ける。ボーディ一味には、そのスキルを駆使した前代未聞の犯罪を実行している疑いがあった。命がけで潜入に成功したユタは、ボーディが犯罪の首謀者なのか、その証拠をつかむために捜査を続けるが、命知らずなアスリートたちと行動を共にするうち、ユタとボーディとの間にも信頼と友情が芽生え始める。
こういう映画って必要だと思う。何も考えずに頭を空っぽにして、小難しいことを考えずに気楽に観るための映画。逆に言えば、凝ったストーリーや深みを期待しちゃいけない。本作に関していえば、常人にはとてもまねのできないアクションシーンの数々を素直に愉しめばいい。ちなみに当方はムササビのような装具で山の上から滑空するシーンが好きだ。

主演のエドガー・ラミレスは『ドミノ 』やら『ボーン・アルティメイタム 』やら『バンテージ・ポイント』などで観ていて、印象に残っていた。今回は初主演となるんだろうか。めでたいことである。


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『オデッセイ』 [movie]

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原題: The Martian
監督:リドリー・スコット
出演:マット・デイモン、ジェシカ・チャスティン、クリステン・ウィグ、ジェフ・ダニエルズ、マイケル・ペーニャ
製作年: 2015年
製作国:
配給:20世紀フォックス映画
上映時間:142分

142分である。なぜ最近の映画はこうも長いのか。長いのはいいのだが、当方の膀胱はもたないのだ。え? 劇場でビール呑まなければいいって? ごもっともです…。
解説
火星での有人探査の最中、嵐に巻き込まれてしまったワトニー。仲間たちは緊急事態を脱するため、死亡したと推測されるワトニーを置いて探査船を発進させ、火星を去ってしまう。しかし、奇跡的に死を免れていたワトニーは、酸素は少なく、水も通信手段もなく、食料は31日分という絶望的環境で、4年後に次の探査船が火星にやってくるまで生き延びようと、あらゆる手段を尽くしていく…。
公開からかなり日にちが経って鑑賞した。もし鑑賞に迷っている方がいたら、急いで劇場に走ったほうがいい。142分の長丁場を飽かさない秀作である。以上。

というわけで以下は蛇足である。この種の映画にありがちな夾雑物がないことが素晴らしい。たとえば、本作には主人公の家族は一切出てこない。普通ならあるそういった人間ドラマがないことに、作り手の割り切りが見て取れる。

ストーリーはあくまで火星に独り残された男と、彼を救出しようとする人々の姿を淡々と描く。そこにあるのは、ひたすらなポジティブさである。主人公はどんなことをしても生き抜くというような悲壮感はなく、飄々と自分のできることをこなしていく。救出を目指す人々もまた、自分たちのできることをできうる限り実行しようとする。そこに、本作の爽やかさがある。

もちろん瑕疵はある。この長尺をもってしても火星の大地で生き抜くリアリティは出し切れていない。そういう意味では、本作は連続ドラマにすべき題材だったのかもしれない。何日たっても適度にかっこいいマット・デイモンの髪の毛とか。

それでも本作が愉しいのは前述の徹底したポジティブさにある。だから、本作を観ると元気が出てくる。絶望しかない状況にありながら、それでも知恵と工夫と前向きな考え方で生きていけるという希望を与えるからだ。


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『キャロル』 [movie]

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原題: Carol
監督: トッド・ヘインズ
出演: ケイト・ブランシェット、ルーニー・マーラ
製作年: 2015年
製作国: アメリカ
配給: ファントムフィルム
上映時間: 118分
解説
52年、冬。ジャーナリストを夢見てマンハッタンにやって来たテレーズは、クリスマスシーズンのデパートで玩具販売員のアルバイトをしていた。彼女にはリチャードという恋人がいたが、なかなか結婚に踏み切れずにいる。ある日テレーズは、デパートに娘へのプレゼントを探しに来たエレガントでミステリアスな女性キャロルにひと目で心を奪われてしまう。それ以来、2人は会うようになり、テレーズはキャロルが夫と離婚訴訟中であることを知る。生まれて初めて本当の恋をしていると実感するテレーズは、キャロルから車での小旅行に誘われ、ともに旅立つが…
こりゃ困った。その良さがまったくわからない映画は久しぶり。愉しめなかったわけじゃない。配偶者は意外に面白かったと言ってるし。

そもそもが、パトリシア・ハイスミスの原作だと知っていたので、底意地の悪いサスペンス映画を意識して行ったのだ。そこで、正統派のメロドラマを観せられちゃったので、ある種の期待外れになったということではある。

女優陣の演技は素晴らしい。ケイト・ブランシェットなんて静かながらも迫力のある演技で圧倒的である。ルーニー・マーラは今回初見だが、30歳にして少女のような趣がありよろしいと思われる。

どちらかというと、女性向けの映画なのだろう。男性にとっては、ストーリーを愉しむというよりは二人の女優の演技合戦を堪能する映画といえるかな。

◎原作本です。

キャロル (河出文庫)

キャロル (河出文庫)

  • 作者: パトリシア ハイスミス
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2015/12/08
  • メディア: 文庫


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『エージェント・ウルトラ』 [movie]

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原題: American Ultra
監督: ニマ・ヌリザデ
出演: ジェシー・アイゼンバーグ、クリステン・スチュワート、トファー・グレイス、ジョン・レグイザモ、ウォルトン・ゴギンズ
製作年: 2015年
製作国: アメリカ
配給: KADOKAWA
上映時間: 96分

今年に入って3回目の新宿ピカデリーである。職場から一本で行けることと新宿三丁目駅から自宅へ一本で帰れることがメリット。暇つぶしに近くのプロントでビールが一杯呑めるのもいい。一階に無印良品が入っているのもいいな。
【あらすじ】
片田舎のコンビニバイトをしているダメ青年マイク(ジェシー・アイゼンバーグ)は、一緒に住んでいる恋人フィービー(クリステン・スチュワート)とハワイ旅行に出て結婚を申し込もうと決意する。だが、出発前にパニック発作を起こして旅行は中止に。ある日、彼は店に乱入してきた暴漢たちを無意識のまま瞬殺してしまう…。
意外や意外の拾い物である。まったく期待してなかったことも一因だけれど愉しめたのだ。近年では珍しい100分を切る上映時間のこの作品は、コンパクトかつスピーディーな展開が売りだと思う。ストーリーが動き始めてから上映時間と同じ時間が物語にも流れている感じだ。

一応、当ブログでのあらすじ紹介は上記程度にとどめているが、できるだけ予備知識なしに劇場へ行ったほうがいいと思う。ストーリー自体は、実は「記憶を失った男の闘い」を描いた三部作のパクリオマージュであるからだ。また中心となるアイデアも(以下ネタバレ白文字反転)MKウルトラ計画だったりと、新しさは全くない。

それでも愉しめたのは、ハードなアクションシーン(けっこう血がドバドバです)と時折挟み込まれるコメディタッチの演出とのコントラストが鮮やかだから。なんだか、真面目な顔して冗談を言っているような作風なのだ。

三枚目だとばっかり思っていたジェシー・アイゼンバーグが意外に男前であること、今回初見のクリステン・スチュワートがかなりの美人であることもよろしかった。何も考えずに頭を空っぽにして観るエンタテインメントとして上出来な作品。
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『残穢』 [movie]

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原作:小野不由美
監督:中村義洋
出演:竹内結子、橋本愛、佐々木蔵之介
製作年:2015年
製作国:日本
配給:松竹
上映時間:107分

今日は何の日? ファーストデイ、ってことで新宿ピカデリーに赴く。仕事帰りに映画館なんて何年ぶりだろう。ほんとに忙しかったもんな、この数年。
【解説】
小説家の「私」に、読者である女子大生の久保さんから届いた一通の手紙。「住んでいる部屋で奇妙な音がする」とい書かれたその手紙に、好奇心から「私」と久保さんが調査を開始する。そこで明らかとなったのは、その部屋の過去の住人たちが転居先で自殺や無理心中、殺人などさまざまな事件を引き起こしたという事実だった。彼らは、なぜその部屋ではなく、さまざまな別の場所で不幸に遭ったのか。「私」たちは、ある真相にたどり着き、さらなる事件に巻き込まれることとなる。
結論から申し上げると、拡げすぎた風呂敷をうまく畳めなかった、尻つぼみになってしまった印象。結末に納得がいかないのだ。

ストーリー自体はとても愉しめた。恐怖の大元を論理的にたどっていくプロット(このあたりは『リング』の二番煎じ的なところはあるが)や、ドキュメンタリタッチの演出は不思議なリアリティを醸し出している。このあたりは、原作が「ドキュメンタリホラー」と銘打っているので、いずれは読んでみたいと思っている。

主人公の作家役の竹内結子は、すっとぼけた作家役を好演している。佐々木蔵之介は、あなたの顔の方がホラーなんじゃないか、というほど不思議な怪演をみせてくれる。

そういえば、エンドクレジットが始まっても席を立たぬ方が良いです。いや、やっぱり結末に納得は行かないんだけどさ。
◎原作です。

残穢 (新潮文庫)

残穢 (新潮文庫)

  • 作者: 小野 不由美
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2015/07/29
  • メディア: 文庫


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『サウルの息子』 [movie]

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原題 Saul fia
監督 ネメシュ・ラースロー
出演 ルーリグ・ゲーザ
製作年 2015年
製作国 ハンガリー
配給 ファインフィルムズト
上映時間 107分

ここのところ、本をほとんど買わなくなった。本を読まなくなったというわけじゃない。あまりにも買いすぎて扱いに困るようになったからだ。近所にブ○ク○フはあるけど、運んで売りに行くのも面倒だ。じゃあ、どうしているのかといえば、できるだけ図書館を利用するようにしている。 

もういい年齢だし、万が一ぽっくりいた場合、数千冊の本を配偶者に処理させるのは気の毒である。もちろん、その他ガジェット類も同様だ。これからの人生は、なるべく持たない人生にしていきたい(嘘)。 

図書館はタバコも吸えないしアルコールも呑めないので、読書にはもってこいだ。最近は、午前中は映画館、昼食を摂って午後は図書館に通うという健康的な週末を過ごしている。今も鑑賞後に、千代田区日比谷にある図書館でこのエントリをしたためている。


【公式サイトより】
1944年10月、アウシュヴィッツ=ビルケナウ収容所。サウルは、ハンガリー系のユダヤ人で、ゾンダーコマンドとして働いている。ゾンダーコマンドとは、ナチスが選抜した、同胞であるユダヤ人の死体処理に従事する特殊部隊のことである。彼らはそこで生き延びるためには、人間としての感情を押し殺すしか術が無い。
ある日、サウルは、ガス室で生き残った息子とおぼしき少年を発見する。少年はサウルの目の前ですぐさま殺されてしまうのだが、サウルはなんとかラビ(ユダヤ教の聖職者)を捜し出し、ユダヤ教の教義にのっとって*手厚く埋葬してやろうと、収容所内を奔走する。そんな中、ゾンダーコマンド達の間には収容所脱走計画が秘密裏に進んでいた・・・。
*ユダヤ教では火葬は死者が復活できないとして禁じられている。
収容所ものである。どう考えたって重い題材だし、エンタテイメントを期待するようなものではない。でもさ、この手の映画って興味があってもレンタルでは絶対に観ないし、映画館に閉じ込められなかったら観切る自信はない。勇気を出してネット予約をしたのだった。

梗概にあるように、舞台はビルケナウ収容所。1944年10月7日に実際にあったゾンダーコマンドの武装蜂起の前夜が背景である。上映が始まって戸惑うのは、明らかにピンボケの映像。徐々にフォーカスがあっていくと、そこにはアップで描写された主人公のサウルが立ち現れる。以降、ずっとこの調子でサウルの視点を中心に、ストーリーは進んでいく。

そのピンボケの範囲内に、ガス室に送られるユダヤ人やその後の死体、焼却場や遺灰を川に流すという痛ましい描写が追いやられる。まるで、そんな地獄を正視できないサウルの心持を表しているようだ。また、観客に対しての情報は、基本的にサウルが知ること以外は入ってこないという格好になっている。

細切れの情報の中から、どうやらゾンダーコマンドたちの反乱計画が進んでいるらしいということを観客は知っていく。そんな計画をしり目に、サウルは何かに憑かれたように「息子」を埋葬するためのラビ捜しに奔走する。観客はなぜそれほどまでに、と不思議に思うわけだ。

これ以上を語ると、ある種のネタバレになってしまうのでやめておくけれど、この作品が収容所ものの感動系作品ではないことは伝えておこう。当方にはある種の寓話のように思えた。なんの寓意なのかはよくわからないが。再三になるけれど、観るには相応の覚悟を以て臨んだほうがいい作品ではあると思う。

 

 


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『ザ・ウォーク』 [movie]

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原題 The Walk
監督 ロバート・ゼメキス
出演 ジョセフ・ゴードン=レビット、ベン・キングズレー、シャルロット・ルボン
製作年 2015年
製作国 アメリカ
配給 ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
上映時間 123分

久々のエントリである。続くかどうかはよくわかんないけど。RSS登録している方がおられたら、お久しぶりです。お元気でしたか?


【作品情報】
フランス生まれのフィリップ・プティが1974年、当時世界一の高さを誇ったニューヨークのワールド・トレード・センターの2つのビルの間にワイヤーロープを張り、命綱なしの空中かっ歩に挑戦した。この実話をジョゼフ・ゴードン=レヴィット主演、ロバート・ゼメキス監督で映画化。危険な挑戦に人生をかけた男を描き出す。

内容は作品情報にある通り、フランス人の綱渡り師がNYのWTCの間に張ったワイアで綱渡りをする、といういたってシンプルなもの。これでどうやって二時間を持たすんだろうと思ってたんだが、いや、舐めてました。ごめんなさい。素晴らしい出来で、特に綱渡りシーンでは文字通り久々に手に汗握りました。

当方が面白いと思ったポイントは3点。まず第一に、当方がジョセフ・ゴードン=レビットのファンであること。まあ、これは個々人の好みに寄るけどね。相変わらずのベビーフェイスだが、もう34歳になったのだね。

第二に、建設途上のWTCに忍び込んでワイアを張るにあたっての緻密な計画と、実行時のサスペンスフルかつリアリティのある描写が見られること。実行に当たって、主人公は仲間を募るのだけれど、その様子は強奪映画(ケイパームービー)を彷彿とさせる。でも何も強奪しない。綱渡りをするだけ。そのギャップがおもしろいのだ。

第三に、やはりクライマックスの綱渡りシーン。3D版を観なくてほんとによかった。3D版を観たら3D酔いしていたに違いない。それくらい、手に汗握るシーンでありました。

高所恐怖症の人には絶対おすすめできない映画。お付き合い初期段階のカップルには超おすすめできます。

 


 

マン・オン・ワイヤー スペシャル・エディション(2枚組) [DVD]

マン・オン・ワイヤー スペシャル・エディション(2枚組) [DVD]

  • 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
  • 発売日: 2011/10/17
  • メディア: DVD

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『トータル・リコール』 [movie]

原題 Total Recall
監督 レン・ワイズマン
原作 フィリップ・K・ディック
出演 コリン・ファレル、ケイト・ベッキンセール、ジェシカ・ビール
製作年 2012年
製作国 アメリカ
配給 ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
上映時間 118分

リメイク元である『 トータル・リコール 』の公開が1990年だから、それほど大昔というわけではない。もちろん映画館で鑑賞している。なんだか意外に暴力描写が激しくて辟易した覚えがある。内容についても、それほど感心できなかったなあ。


【あらすじ】
工場労働者のダグラス・クエイドは、退屈な日々の生活に嫌気がさし、記憶を売買するリコール社を訪れる。しかし、クエイドが新しい記憶を植えつけられようとしたとき、突然、警官隊が襲来。クエイドは思わぬ戦闘能力を発揮し、その場を逃げ切る。やがてクエイドは、現在の自分が、記憶を上書きされてダグラス・クエイドという人物になっているだけだということを知り、自分の記憶のどこまでが本物なのか、すべてを疑いながら戦いに巻き込まれていく。

さて、リメイク作品である本作だが、こりゃまたえらく突っ込みどころのある作品だといえる。前作では火星が舞台だったが、本作は地球、それも戦争後に荒廃し一部の地域にしか住めないという設定。それが現在の英国と豪州にあたるというもの。なんと、その二つの地域間がトンネルでぶち抜かれており、そこを巨大な昇降機が繋いでいるのだ。

主人公は、コロニー(現在の豪州)と呼ばれるエリアからUFB(現在の英国)に出勤(?)しているのだが、これってどうなのだろうか。人を運ぶのとモノを運ぶのとどっちがコスト低いのだろう、と思ってしまうのだ。百歩譲って、技術流出とか場所の問題とか(本作では人間が生きていけるエリアが少ないという設定)あるにせよ、そのあたりは詳しくは語られない。

いろいろと壮大な設定なのかもしれないが、そのあたりを語る手管が大雑把というか乱暴というか、それが作品全体のトーンとなってしまっている。それゆえに、単なる未来世界を舞台にしたアクション映画という印象しか与えない、といいう結果になってしまっているのだ。

その未来世界も、『 ブレードランナー 』以来のごみごみしたアジア系世界の焼き直しと思えてしまう。リメイク作品だけにオリジナリティをそういう部分で出したほうが良かったのではないか。

プロットも整理し切れておらず、結局、主人公はどっちの味方で誰のために働いているのか、ということはまるでわからない。わからないのはおまえの理解力不足だろうといわれそうだが、この手のエンタテインメント作品は、観客にちょっとでも頭を使わせてはならないと思う。

うわ、読み返すと相当に批判しているな、当方。うん、やはり人には薦められないな。無理やりいいところを見出すとすれば、ケイト・ベッキンセールの鬼嫁振りだろうか。あの鬼気迫る演技はすごい。女性は怖い、と思ってしまうのだった。


◎原作ってことでいいのかね

トータル・リコール (ディック短篇傑作選)

トータル・リコール (ディック短篇傑作選)

  • 作者: フィリップ・K・ディック
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2012/07/05
  • メディア: 文庫


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『ダークナイト ライジング』 [movie]

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原題 The Dark Knight Rises
製作年: 2012年
製作国: アメリカ
配給: ワーナー・ブラザース映画
上映時間: 165分
監督: クリストファー・ノーラン
出演:クリスチャン・ベール,マイケル・ケイン,ゲイリー・オールドマン,アン・ハサウェイ,トム・ハーディ,ジョセフ・ゴードン=レヴィット,マリオン・コティヤール

■■■
ひさびさの映画鑑賞である。というかひさびさのエントリである。忙しいのだ。心折れそうな日々が続いている。よく失踪しないで済んでいると、自分でもつくづく思うのである。

さて、本作は初のIMAXでの鑑賞作品だ。IMAXとはなにか、についてはこのあたりを参照してもらうとして、追加料金がかかるのが癪ではある。当然のことながら前売りを握りしめて行ったのだが、追加料金は700円。そうでなくても2,000円。つまり、どっちにしても同額になってしまうというのは気に食わない。だったら、ネット予約したほうが良かったと思ってしまうのだった。

肝心の映像や音響に関してはどうか、というと、たしかに映像はクリアという印象を受ける。ところがね、当方はそういうのってあまりわからないのだ。Blu-rayとDVDの画質にあまり違いを見出せないのだからしょうがない。一方で音響関連はどうかというと、うーん、なんだかね、低音のビビリ音がやたらと目立っていたような気がする。もちろん、それは施設の個体差(というのか?)があるのかもしれないが。

それよりも不思議だったのは、本作がTOHOシネマズで、大きなスクリーンの劇場での上映がほとんどなかったこと。いつもなら本八幡か錦糸町あたりで鑑賞するのだが、小さいスクリーンばかりだったので、わざわざ追加料金をかけて木場の109シネマズまで出かけたのだ。米国では館内で乱射事件が起きたりとか、なんらかの大人の事情でこうなってしまったのかなあ、などと想像して赴いたのだった。以下、内容に触れる部分があるので読みたい方は続きを読んでください。

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『TIME/タイム』 [movie]

原題: In Time
製作国: 2011年アメリカ映画
配給: 20世紀フォックス映画
上映時間: 109分
キャスト: ジャスティン・ティンバーレイク、アマンダ・セイフライド、キリアン・マーフィ、ビンセント・カーシーザー、オリビア・ワイルド、アレックス・ペティファー、ジョニー・ガレッキ、マット・ボーマー
監督: アンドリュー・ニコル


ストーリー(あらすじ)
科学技術の進歩によりすべての人間の成長が25歳で止まり、そこから先は左腕に埋め込まれた体内時計が示す余命時間だけ生きることができる近未来。貧困層には余命時間が少ない一方で、富裕層は永遠にも近い時間を手にする格差社会が生まれていた。ある日、ひとりの男から100年の時間を譲り受けた貧困層の青年ウィルは、その時間を使って富裕層が暮らす地域に潜入。大富豪の娘シルビアと出会い、時間監視局員(タイムキーパー)の追跡を受けながらも、時間に支配された世界の謎に迫っていく。

それほど期待値を高く持たずに鑑賞に出かけたところ、それを下回るデキであったといわざるをえない。そもそも主人公が男から譲り受けた100年の時間をどのように使うか、というのがひとつの見所なのだが、富裕層エリアに赴いて高級ホテルに泊まったり豪華な食事を摂りはじめるところでずっこけてしまった。

その後、カジノで大富豪と知り合い、その娘のシルビア(アマンダ・セイフライド)とめぐり合うのだが、割と簡単にくっついてしまう。109分という短尺だから脚本が急ぎすぎという感じだ。貧困エリアで時間を奪うギャング集団も、なんだかただの街のチンピラみたいだし。

そもそもが、本作で描かれる「時間」は作中でも言っているように「貨幣」と同じものであり、米国における新自由主義の結果である富の偏在に対するアナロジーであるのだが、それがあからさまでありすぎるためハナにつくのだ。エリアごとに階層が分かれていることも、富裕層がかたまってボディガードをつけ要塞のような区域で暮らす現代米国社会の状況を皮肉っているのだろう。

でもね、それをSFというジャンルを借りてやられてもインパクトは小さいし陳腐化していると思うぞ。どうせやるんだったら、 薬を服用し続けなければ、体内から“胃”が逃げ出してしまうという階層社会くらいのことをやってほしいものだ。細かいところでいえば、富裕層は「走らない」(貧困層は時間に追われているので走る)などのアイデアがおもしろかったりするのだが。

個人的にはオリビア・ワイルドが舞台から早々に姿を消すところが気に食わないが、キリアン・マーフィがあいかわらずニューロティックな雰囲気でよかったというところくらいが観どころか。


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『50/50 フィフティ・フィフティ』 [movie]

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原題: 50/50
製作国: 2011年アメリカ映画
配給: アスミック・エース
キャスト: ジョセフ・ゴードン=レビット、セス・ローゲン、アナ・ケンドリック、ブライス・ダラス・ハワード、アンジェリカ・ヒューストン、マット・フルーワー、フィリップ・ベイカー・ホール
監督: ジョナサン・レビン


ストーリー(あらすじ)
酒もタバコもやらない普通の青年アダムは27歳でガンを患い、生存率50%と宣告される。同僚や恋人、家族は病気を気づかってどこかよそよそしくなっていくなか、悪友カイルだけはガンをネタにナンパに連れ出すなど、いつも通りに接してくれていた。アダムはなんとかガンを笑い飛ばそうと日々を過ごしていくが…。

うーむ、とても評価がむずかしい映画という感じだ。エンタテインメントというわけではなく、かといって題材どおりのシリアスドラマかというとそんなこともない。雰囲気自体はコメディ寄りに振られていて、そこに好感が持てる。

出演しているセス・ローガンが、脚本を書いている友人とのあいだで実際に起こったことを映画化している作品。もっと泣かせ系・感動系にもできたはずが、難病をコメデイでアプローチしたということだ。とはいっても、大爆笑ということではなくゆったりとしたものに仕上がっている。

そこに心地よさがあるかというと実はそういうことでもなく、作品世界に没入できるということもない。そこには、ジョセフ・ゴードン=レヴィット演ずるアダムのある種の意固地さが投影されていると感じた。こういった少し孤独でおとなしめの青年役をやらせるとすばらしい役者だ。

セス・ローゲンは、『 グリーン・ホーネット 』にはまったく感心しなかったが、本作では主人公の友人役を抑え目に好演している。ブライス・ダラス・ハワードは、ウェイトコントロールが功を奏しw嘗ての容貌を取り戻していたのがうれしい。アナ・ケンドリックも新米セラピスト役がはまっていると感じた。

派手さはないし、コメデイ寄りといっても大笑いするところもなく、総じて平板な印象の作品ながら、なんとなく観てよかったなと思える不思議な作品。あまり人にはお奨めしませんけどもね。


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『ミケランジェロの暗号』 [movie]

原題: Mein bester Feind
製作国: 2010年オーストリア映画
配給: クロックワークス
上映時間: 106分
キャスト: モーリッツ・ブライブトロイ、ゲオルク・フリードリヒ、ウルズラ・シュトラウス、マルト・ケラー、ウド・ザメル、ウーベ・ボーム、メラーブ・ニニッゼ、ライナー・ボック、カール・フィッシャー、クリストフ・ルーザー、セルゲ・ファルク
監督: ウォルフガング・ムルンバーガー

■■■

あらすじを読むと、ナチス占領下でのユダヤ人迫害がテーマの作品のようであり、それはそれでまちがいないのだけれど、じつはそんな枠組みを越えた魅力を持つ作品である。

で、困ったことにそのプロットを詳述すると、愉しさの何割かは減少してしまう類の映画でもある。したがって、まだお近くの劇場で公開しているようだったらだまされたと思って鑑賞してほしい。以上。


ストーリー(あらすじ)
第2次大戦下のオーストリア。ユダヤ人の画商一族カウフマン家は、所有していたミケランジェロの絵をナチスに奪われ、収容所に送られてしまう。ナチスは奪った絵をイタリアとの交渉材料にしようとするが、贋作であることが判明。本物を隠した一家の父はすでに収容所で死亡していた…。

とはいえ、少しくらいは所感を申し述べておかねばならないか。本作はナチス占領下のオーストリアが中心となる舞台や時代背景を描きながらなお、洒落たプロットと語り口を持っていることがユニークなところ。昨日鑑賞した『ミッション:インポッシブル~』と比べても、そのエンタテインメント性はよっぽど格上くぁwせdrftgyふじこlp

絶望的な状況下に追い込まれながら、主人公は持ち前の機転と度胸で困難を切り抜けていく。ゲーム理論の教科書になりそうな交渉のスタンスも見事。しかも、そこには変な力みはなく、あくまで洒脱なのだ。

墺映画なので、主人公を演じるモーリッツ・ブライブトロイは初見、と思っていたら『 ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア 』に出演していた! キアヌ・リーブスをさらに濃くしたような風貌は印象的。そして、先般のエントリでも紹介したマルト・ケラーが出演。還暦を越え容貌は『ブラックサンデー』の頃の比べるべくもないが、その存在感はさすが。

いや、ほんとに鑑賞した人とネタバレ談義したいくらい、鮮やかな切り口のデキのいい映画。この手のテーマや時代背景が苦手な人にもオススメできます。


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『ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル』 [movie]

原題: Mission: Impossible - Ghost Protocol
製作国: 2011年アメリカ映画
配給: パラマウント
キャスト: トム・クルーズ、ジェレミー・レナー、サイモン・ペッグ、ポーラ・パットン、ジョシュ・ホロウェイ、マイケル・ニクビスト、アニル・カプール
監督: ブラッド・バード


あらすじ
IMFエージェントのイーサン・ハントは、ロシアのクレムリンに潜入し、コバルトという男の情報を取り戻すというミッションに参加する。しかし、彼らの潜入中に何者がクレムリンを爆破してしまう。IMFの犯行とみなすロシアとの関係悪化を恐れ、米国は“ゴーストプロトコル”を発動し、IMFの機能を停止させた。しかし、コバルトが核戦争の勃発を計画している事に気付いたイーサンは、チームの4人だけでコバルトを追うのだった…。

このシリーズは全作を鑑賞しているが、愉しめたのは第一作だけ。二作目以降はなんだかなあ、という感じだ。とはいえ、これまた乗りかかった船であり、予告編も鑑賞意欲をそそるものがあったため映画館に向かったのだった。

上映時間133分をだれることなく鑑賞させる手腕はさすが。ただね、だれないのは、全編がクライマックスとでも言うべき構成によるもので、プロットの緊密さからではない。基本的にはマクガフィンをめぐる逃走と追跡の直線的な物語だから、そのあたりに愉しさを求めるべくはない。では、ミッションごとに小技が効いているかというとそうでもない。原案の「スパイ大作戦」の愉しさを期待してはいけないと思う。

そして、ロシアからドバイ、そしてインドへと世界を股に駆ける舞台設定ながら、意外にスケール感に乏しいのが苦しい。ラストでの敵との闘いの舞台が立体駐車場では、なんだかさびしすぎるように思ったぞ。

そんな中で、俳優陣の演技は立派。特にジェレミー・レナーの存在感は一部トム・クルーズを食っていた印象。コメディリリーフのサイモン・ペッグは、悪くはないものの作品全体の雰囲気にはそぐわなかった。当方がもっとも注目したのは、女殺し屋を演ずる仏人女優レア・セドゥー。金髪の宮崎あおいという感じです。

肩の力を抜いて、突っ込みどころに目をつぶれば、愉しめる作品というのが結論。しばらくしたら、記憶から内容がすっぽりと抜け落ちてしまっているでしょう。


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『マネーボール』 [movie]

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原題: Moneyball
製作国: 2011年アメリカ映画
配給: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
上映時間: 133分
キャスト: ブラッド・ピット、ジョナ・ヒル、ロビン・ライト、フィリップ・シーモア・ホフマン、クリス・プラット、ケリス・ドーシー、キャスリン・モリス
監督: ベネットミラー
製作: マイケル・デ・ルカ、レイチェル・ホロビッツ、ブラッド・ピット
原作: マイケル・ルイス

映画化されると聞いて読んだ原作の『 マネー・ボール 』が予想外のおもしろさだったので、当然のことながら本作も期待して鑑賞に臨む。


ストーリー
メジャーリーグ「オークランド・アスレチックス」のGM(ゼネラルマネージャー)、ビリー・ビーンの半生を、ブラッド・ピット主演で映画化。当時、全米約30球団の中でも下から数えたほうが早いといわれた弱小球団のアスレチックスを独自の「マネー・ボール理論」により改革し、常勝球団に育てあげたビーンの苦悩と栄光のドラマを描く。監督は「カポーティ」のベネット・ミラー。

鑑賞し終えると、本作は原作とは違う方向性のドラマに仕立て上げられていることがわかる。ノンフィクション映画ではないのだからそれは当然として、この内容でビリー・ビーンが改革の根本とした「セイバーメトリクス」の内容が鑑賞者に伝わったか否かは疑問だ。

逆に言えば、セイバーメトリクスを援用してこそのアスレチックスの快進撃があったわけで、そのあたりの痛快さは本作にはあまり感じられない。もっと言ってしまうと、本作は弱小チームのGMであるビリー・ビーンの苦闘を描く物語であり、それ以外の要素に監督や脚本家は興味がなかったのかもしれない。原作のセイバーメトリクスに関する「畸人伝」的な要素を愉しんだ方にはお奨めできない作品といえるだろう。

では、肝心のドラマ自体はどうかといえば、ビリー自身の苦悩や再生にいたる道筋がわかりにくいというか、もちろん実在の人物だからわかりやすさを求めるのは筋違いなのかもしれないが、映画としてのカタルシスには欠けるきらいはある。同じ監督の『 カポーティ 』はかなり愉しめたのだが、2002年当時の実在人物を描く難しさはあるのかもしれない。

それにしても、さすがのブラッド・ピットも40代半ばを過ぎてお年を召されたという感じがある。何しろ作中でも老眼鏡らしきものをかけたりしているのだから。とはいえ、かっこよさは相変わらずです。まったくもってうらやましい限りである。


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『ミッション:8ミニッツ』 [movie]

原題: Source Code
キャスト: ジェイク・ギレンホール、ミシェル・モナハン、ベラ・ファーミガ、ジェフリー・ライト
監督: ダンカン・ジョーンズ
製作国: 2011年アメリカ映画
配給: ディズニー
上映時間: 94分

最近、ネット上で話題になっている「5億年ボタン」をご存知だろうか。当方がくだくだ解説するよりは下記リンクをご参照いただいたほうが早いのだが、やはり閲覧には注意いただきたい。

◆【閲覧注意】 5億年ボタン怖すぎワロタwwwwwwwww : うましかニュース
http://umashika-news.jp/archives/51950055.html

ご覧になった方はお分かりのように、人間の認識とか世界観とか脳の働きとかそんないろいろなことを綯い交ぜにしたよくできたホラー譚だと思う。いやあ、絶対に押したくないなあ。


ストーリー
デビュー作「月に囚われた男」が評判となったダンカン・ジョーンズ監督の第2作。シカゴで乗客全てが死亡する列車爆破事件が発生。犯人捜索のため政府が遂行する極秘ミッションに、米軍のスティーブンスが選ばれる。事故犠牲者の事件発生8分前の他人の意識に入り込み、その人物になりすまして犯人を見つけ出すという作戦。必ず8分後には爆破が起こり元の自分に戻るスティーブンスは、何度も「死」を体験するうちに次第に作戦への疑惑を抱きはじめる。

なぜ「5億年ボタン」の話をしたのかといえば、当然のことながら本作と相通ずるところがあるからで、じゃあどういうところがといってしまうとネタバレになるので言わないでおこう。

それにしてもね、12月16日公開の作品を意識してのことだかわからないが、酷い邦題である。原題は以下のような意味だ。


"source code"とは人間がプログラミング言語を用いて記述したコンピュータプログラム。そのままではコンピュータ上で実行することはできないため、コンパイラなどのソフトウェアを用いてオブジェクトコード(ネイティブコード)などのコンピュータの理解できる形式に変換され、実行される。

余計わからないか…。

さて、本作は上記のストーリーから想像される「騙された!」というタイプのプロット重視系作品ではない。鑑賞し終えてから湧き上がってくる気持ちは『月に囚われた男』と同様で、不思議な感動があるのだ。

そこにいたるまでの手際が、実はあまり練れていないのが本作の弱点。すなわち、爆破犯が意外に簡単に特定されてしまうということ。そのあたりのプロットをうまくひねってくれていたら、より見応えのある作品に仕上がっていたにちがいない。

プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂 』も『 マイ・ブラザー 』もスルーしてしまったのでジェイク・ギレンホールを久々にスクリーンで観た。良い役者であると思う。ミシェル・モナハンは相変わらず好きなんだが、作中で28歳の役ということで、それは無理があると思うぞ。そしてベラ・ファーミガが重要な役どころを好演。

B級SFサスペンスだと思われそうな題材ではあるのだがそんなことはなく、生真面目なストーリー展開と役者陣の好演で手堅くまとまっている佳作といえる。


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『カウボーイ&エイリアン』 [movie]

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原題: Cowboys & Aliens
製作国: 2011年アメリカ映画
配給: パラマウント
上映時間: 118分
キャスト: ダニエルクレイグ、ハリソン・フォード、オリビア・ワイルド、サム・ロックウェル、アダム・ビーチ、ポール・ダノ、ノア・リンガー
監督: ジョン・ファブロー
原作: スコットミッチェル・ローゼンバーグ
脚本: アレックス・カーツマン、ロベルト・オーチー、デイモン・リンデロフ

本屋さんの文庫売場でここ最近になって目立つのが時代小説シリーズ。一部の作者については、ほんとに一人で書いているのかよ、とおらびたくなるような量産ぶりだ。なんだかね、一昔前の架空戦記モノのような盛況さであり、その後にそのジャンルがたどった没落を繰り返すのではないかと他人事ながら心配になる。まるで焼畑農法のようじゃあないか。

とはいえ、時代モノというジャンルが小説・TV・映画を問わず好まれているのは、やはり日本人のDNAに根ざす部分があることにはちがいない。同様のことは米国における西部劇にもいえるようで、日本には紹介されないが、西部劇小説や映画はいまだに書かれたり撮られたりしていると仄聞している。


作品紹介
19世紀のアリゾナ州を舞台に、過去の記憶をなくした男が砂漠の町に迷い込み、町を支配する強権的な大佐らと共に宇宙からの脅威に立ち向かうSFアクション超大作。『アイアンマン』シリーズのジョン・ファヴローが監督を務め、製作にロン・ハワード、製作総指揮にスティーヴン・スピルバーグという強力布陣で人気グラフィック・ノベルを実写化。

本作は、そんな西部劇とSFアクションの融合を目指したもの。上記の紹介文にあるように原作はグラフィックノベルらしい。当方は未読。


原作はエイリアンカウボーイのみならずネイティヴ・アメリカンが絡み三つ巴の闘いとなるストーリーらしい。内容を想像するに「人類を侵略しようとするエイリアン」と「ネイティヴ・アメリカンから土地を奪おうとする白人開拓民」との対比がアイロニカルな味わいを醸し出しているのではないか。

実はそのあたりは本作ではスルーされていて、だからかどうかわからないが結果として何を言いたいのかわからない作品になってしまっている。荒野のど真ん中で目覚めた記憶をなくした男の復讐物語なのか、男の成長と再生を描きたいのか、あるいは単純な冒険物語を語りたかったのか。

いずれの要素もありながら、いずれの要素も中途半端に終わってしまっている。そのあたりはキャスティングのミスも重なっていて、だってさ、ハリソン・フォードが最後の最後まで憎たらしい悪役で終わることはないだろう、ってことである。つまり先が読めてしまうのだ。

脚本もかなり大雑把であり、「一人では再生できなかった」人がなぜ燃やされると復活しちゃうのか、とか乱暴もいいところである。鑑賞者に伏線とその回収を提示しないで納得させようというのは土台無理な話だ。

ダニエル・クレイグ(相変わらず上半身ハダカのシーンあり)や、ハリソン・フォード(さすがに年を喰ったね)、サム・ロックウェルらの好演がかわいそうな脚本。なかでもオリビア・ワイルドは華があってよかったのに、まことに残念なできの作品といわざるをえない。


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『ブラック・サンデー』 [movie]

原題:Black Sunday
製作国:1977年アメリカ映画
上映時間:143分
キャスト:マルト・ケラー、ロバート・ショウ、ブルース・ダーン
監督:ジョン・フランケンハイマー
製作:ロバート・エバンス
原作:トマス・ハリス

■■■
経済学において、人間は正しく経済合理性を追求する存在として想定されているようだ。しかし、映画を映画館に鑑賞しに行くという行為は経済合理性から大きく隔たったものじゃないかという気がしてきた。

歩いていける場所ならまだしも、交通費と時間をかけて映画館まで行き、半年後にはレンタルで数百円出せば観られるものに、千数百円の料金を拠出するという行為は経済合理性に甚だ欠けている。

もちろん、スクリーンの大きさや音響の環境は自宅で観るよりは桁違いの迫力はあるにせよ、それだけの付加価値があるかは鑑賞し終えてからでないとわからないというリスクがある。まるで博打じゃないかと思うが、「これはすごい」と思わせる作品は年に一本あるかないかということであれば、あながち的外れなアナロジーではないかもしれない。


ストーリー
ベイルートの地下組織“黒い九月”は元アメリカ軍士官と結託し、マイアミで開催されるスーパーボールのスタジアムの観客8万人を一挙に殺害するというテロ計画を立てていた。その阻止に動き出すイスラエル特殊部隊のカバコフ少佐とFBI。彼らの息詰まる戦いを描いたサスペンス・アクション。「羊たちの沈黙」で知られるトマス・ハリスのベストセラーを映画化。日本では劇場公開が中止になったいわくつきの作品。

さて、本作はTOHOシネマズの「午前十時の映画祭」の第二期の一本としてチョイスされたもの。以前から評判が良いのは聞いていたので、レンタルなら100円で借りられるものを、往復1,000円の交通費とチケット代1,000円、そして館内生ビール代500円を拠出して鑑賞。経済合理性のケの字もない行為だ。

そして、鑑賞し終えて感じたのは、当方も「限界効用逓減の法則」の軛から逃れられないのだということだった。わかりやすく言ってしまえば、現代の出力過大な映画に慣れてしまった目で観ると、物語の展開やサスペンス・アクションともにゆるいということだ。

一方で、出演者の演技にはみるべきものがある。主演のモサド(?)の少佐役を演ずる英国人俳優ロバート・ショウは、ヒーローというイメージとは遠いものの渋い好演を見せている。ちなみに、1978年に51歳という若さで急逝している。

敵役のブルース・ダーンは、今風のサイコパス的な役柄を抑えた演技でみせている。ちなみに娘のローラ・ダーンは『 ジュラシック・パーク 』などで活躍した女優。また、パレスチナのテロリスト役を演ずるマルト・ケラーがとてもいい。シャーリーズ・セロンを思わせる整った美貌でありながら、冷酷非情なテロリスト役で印象的。近年でも『 ヒア アフター 』や『ミケランジェロの暗号』に出演している。

正直なところ、少々物足りなかった本作、原作もまた絶版ということなので、早川さんや東京創元社さんにぜひとも新訳で復刊してもらいたい。


ブラックサンデー (新潮文庫)

ブラックサンデー (新潮文庫)

  • 作者: トマス ハリス
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1979/03
  • メディア: 文庫

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『ワイルド・スピード MEGA MAX』 [movie]

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原題: Fast Five
製作国:2011年アメリカ映画
配給:東宝東和
キャスト: ビン・ディーゼル、ポール・ウォーカー、ドウェイン・ジョンソン、ジョーダナ・ブリュースター、タイリース・ギブソン、クリス・“リュダクリス”・ブリッジス、マット・シュルツ、サン・カン、ガル・ギャドット、ドン・オマール、テゴ・カルデロン、エルザ・パタキー、ヨアキム・デ・アルメイダ
監督:ジャスティン・リン


ストーリー
前科者のドミニクと彼を脱獄させた元捜査官ブライアンは、張りめぐらされた捜査網をかいくぐり、ブラジルの裏社会で身を隠していた。2人は逃亡生活を終わらせて自由を得るため、裏社会を牛耳る黒幕から1億ドルを強奪する計画を立案。世界中から凄腕の仲間を集める…。人気カーアクションシリーズ第5弾。

本作はシリーズ5作目ということだが、当方は以前の作品を一作も観ていない。シリーズものを途中から観賞するのは危険とはわかっているが、「たまにはアタマを空っぽにして映画を観たいなあ」という気になり出かけたのだった。

物語は強奪(ケイパー)映画そのもので、そこにカーアクションが加わるという構造。良くある話ではあるが、良くある話がもたらす安心感というものが世の中にはあるのだ。その安心感ゆえに制作側が油断したのか、突っ込みどころも多数用意してある。

せっかく仲間を集めて用意した周到な計画が途中からほっぽらかしになったりするのは、制作予算の問題か、それともロケのスケジュール調整に失敗したのか。脚本が迷走している感がある。

あと、ヤマ場のひとつにビン・ディーゼルとドウェイン・ジョンソンのドツキ合いがあるのだが、別に殴り合いをしなくても銃で制圧すればよいのでは、などなど。関係ないけど、ビン・ディーゼルも顎のあたりのたるみが目立つようになってきたね。

閑話休題。本作はそういう細かいところを気にする観客を想定していないだろうから、そんな突っ込みをすることが野暮であるというものだ。とにもかくにも、肩の力を抜いて愉しむべき作品だ。あ、ちなみにエンドロールで退出しちゃいけませんよ。


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『世界侵略:ロサンゼルス決戦』 [movie]

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キャスト:アーロン・エッカート、ミシェル・ロドリゲス、ラモン・ロドリゲス、ブリジット・モイナハン、Ne-Yo、マイケル・ペーニャ
監督:ジョナサン・リーベスマン
原題:Battle: Los Angeles
製作国:2011年アメリカ映画
配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
上映時間:116分


ストーリー
1942年、米ロサンゼルス上空に未確認飛行物体(UFO)の編隊が出現し、空軍が対空砲火を行うも撃墜は失敗。それ以降、世界各国で不気味な円盤の目撃情報が相次ぐ。そして2011年、ついに宇宙からの地球侵略が開始される。人類最後の砦(とりで)となったロサンゼルスを舞台に、エイリアンの侵略に立ち向かう米海兵隊員たちの戦いを描くSFアクション。主演にアーロン・エッカート。「テキサス・チェーンソー ビギニング」のジョナサン・リーベスマンがメガホンをとる。

2011年夏の地球侵略SF映画三作(『スカイライン-征服-』,『トランスフォーマー ダークサイド・ムーン』)の掉尾を飾るのが本作。結論から申し上げると、当方は『スカイライン~』がいちばん愉しめたかな。

正確に言えば本作は、異星人による地球侵略をテーマにした映画というよりは、むしろ戦争映画というべき作品だ。なにしろプロットが「敵制圧地域にいる民間人救出」であり、「敵中突破」であり、ネタバレになるから言わないけど終盤では昔懐かしきアリステア・マクリーン風の冒険行となるのだ。

うがった観方をすれば、21世紀最初の十年紀が終わった現在で戦争映画を作ろうとすると各界からの反発が大きいから、敵を異星人にせざるを得ないということがあるんだろう。正直なところ米国海兵隊のプロパガンダ映画として観られなくもないのだし。

「戦争映画」というジャンルとしてみれば、ミリオタな方が喜ぶようなディテールは感じられるが、レイティングの絡みなのか、肉片が飛び散るような過激な描写はなかった。もちろん、当方はそういう描写が苦手なので良かったのだが。

キャスト面では、アーロン・エッカートが過去にトラウマを持つ軍曹として好演していたが、基本的には軍人役は似合わないと思う。マッチョはマッチョなんだけど、マッチョな役柄が似合わない稀有な俳優。

一方で、ミシェル・ロドリゲスは当方認定「世界でいちばん女性兵士役が似合う女優」を不動のものにしてしまった。彼女がいるだけで戦場が引き締まるんだよね。そしてブリジット・モイナハンを久々に銀幕で観られたのがうれしかった。

それにしても『 第9地区 』からこっち、いろいろなエイリアンが地球に来ているが、その宇宙船や兵器のいずれもが似たようなデザインなのが気になる。なんだかね、ハリウッドのイマジネーションが尽きかけているんじゃないかと心配だ。その点では日本のアニメーションのほうが勝っているように思う。

えっと、軽くまとめると、地球侵略SF映画だと思って観るとスカされてしまうところはあるが、きまじめに作りこまれており大きくは破綻していないから、観て損はなかったというところかな。


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『トランスフォーマー ダークサイド・ムーン』 [movie]

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キャスト: シャイア・ラブーフ、ジョシュ・デュアメル、ジョン・タトゥーロ、タイリース・ギブソン、ロージー・ハンティントン=ホワイトレイ、パトリック・デンプシー、ケビン・ダン、ジュリー・ホワイト、ジョン・マルコビッチ、フランシス・マクドーマンド、アラン・テュディック、ケン・チョン、グレン・モーシャワー、レスター・スパイト、バズ・オルドリン
監督:マイケル・ベイ
原題: Transformers: Dark of the Moon
製作国: 2011年アメリカ映画
配給: パラマウント
上映時間: 154分


ストーリー
1969年7月20日、アポロ11号による人類初の月面着陸により、月の裏側に金属生命体=トランスフォーマーの宇宙船が不時着していたことが発見された。NASAとアメリカ政府により長らく隠されていたその事実から、トランスフォーマーをめぐるナゾが明らかにされていく。シャイア・ラブーフらメインキャストが続投するなか、ヒロインは前2作のミーガン・フォックス演じるミカエラから、モデル出身の新鋭ロージー・ハンティントン=ホワイトレイが演じる新キャラ、カーリーに交代。

鑑賞するか否か迷っていたのだが、前2作とも観ていたこともあり劇場へ赴く。なぜ迷っていたのかといえば、あきらかにどの程度の面白さかを予測できてしまうからだった。で、鑑賞し終えた今、予測どおりだった面白さを噛み締めているわけだ。

シリーズものの弱さというのはこの辺りにあるのかもしれないと何度も書いてきたが、本作もその軛から逃れえていない。だってさ、バッドエンドはありえないじゃないですか、基本的に。

気になったのは主人公がいささかカッコ悪く描かれすぎていること。シャイア・ラブーフ演じるサムは、大学卒業後も職を得られない青年として描かれているのだが、それってどうなのさ、という感じだ。ヒロイン役のロージー・ハンティントン=ホワイトレイとの身長差も甚だしく、なんかね、冴えないんだよな。

あと、プロットがわかりにくいことも言っておこう。ロボット同士の戦いなのだが、そのロボットの考えることが人間の考えることと大差ないというのがややこしい。最終的に描きたかったのが、シカゴにおけるロボットと人間が入り乱れての市街戦だったのならもう少しシンプルなストーリーでよかった。

これまでのシリーズの中ではいちばん突っ込みどころが多い作品。もちろん、あいかわらずのスピード感ある展開と見応えのあるSFXで水準には達しているから鑑賞して損はないと思う。


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『インサイド・ジョブ 世界不況の知られざる真実』 [movie]

監督:チャールズ・ファーガソン
原案・脚本:チャド・ベック
ナレーション:マット・デイモン
原題: Inside Job
製作国:2010年アメリカ映画
配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
上映時間:78分
公式サイト


ストーリー
2008年のリーマン・ブラザーズ経営破たん“リーマン・ショック”に端を発した世界的経済不況の真実に迫るドキュメンタリー金融業界人や政治家、大学教授、ジャーナリストらキーパーソンへのインタビューや、徹底したリサーチ、データ収集によってあらゆる観点から問題を検証する。第83回米アカデミー賞で長編ドキュメンタリー賞を受賞。ナレーションをマット・デイモンが担当している。

ノンフィクション映画というジャンルは相当に好き。その手のジャンルが邦画にあまり見当たらないということもあるが、その独自の雰囲気がいいと思う。なんというかね、徹底的に当事者にインタビューするという手法が米国らしいというべきか。

本作についても、その手法が取り入られていて、金融危機を引き起こした一因と推定される人物たちへの追及が描かれる。ついには怒っちゃう人まで出てくるのだから徹底している。そのスリリングさで78分はあっという間だったといっておこう。

ただね、テーマとなっているのがサブプライム問題を端緒とする「リーマンショック」だから、新しさや驚きは少なかったのが残念。描かれる事象は、ネットで検索したりして既知のものが多かったし。

それでも、全五部に章立てされた構成の最終章は、なんだかとても重苦しいというか切ないというか、人間はどの国でもそんなに変わらないのだなあという諦念を感じてしまうものだ。この状況から米国がどのような道を進んでいくのか、注目せねばならないと思わせるのだった。


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『スカイライン-征服-』 [movie]

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監督: コリン・ストラウス、グレッグ・ストラウス
キャスト: エリック・バルフォー、スコッティ・トンプソン、ブリタニー・ダニエル、デビッド・ザヤス、ドナルド・フェイソン
原題: Skyline
製作国: 2010年アメリカ映画
配給: 松竹
上映時間: 94分

■■■
前回エントリしたダイナミックフィギュア』でもそうだったのだが、異星生命体の侵略をテーマとするSFにも諸問題がある。まず、そもそも異星生命体が存在したとして、わざわざ地球くんだりまで侵略しにくるのかということ。そのあたりは下記のコピペがとてもわかりやすい。

◆宇宙人と戦争になることってあるかな? : 2chコピペ保存道場
 http://2chcopipe.com/archives/51720574.html

百歩譲って、数千光年の航行をしてまで人類を侵略するとしよう。数千光年の恒星間航行ができる異星人が、人類のテクノロジに戦略・戦術的に負けるはずがない。星を航ってきた種族が人類に仕掛けるのは殲滅戦でしかありえないはずだ。なのにね、ここ数十年のSF小説や映画では、必ず人類が勝利してきている。これってありえるのだろうか?


あらすじ
ロサンゼルスに住む親友の元を訪ねていたジャロッドとエレインは、早朝、最上階の部屋のブラインドから差しこむ青白い光と不気味な音で目を覚ました。そして、その光を見に来た友人のひとりが光の中に姿を消してしまう。さらに窓の外ではたくさんの巨大な飛行物体が空を埋め尽くし、人間たちを次々と掬いあげていた。そんな信じられない光景を目の当たりにして、彼らは唖然と立ち尽くすしかなかった…。

と、本作以降も『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』や『世界侵略:ロサンゼルス決戦』やらの侵略モノが控えている。いずれも、異星生命体による地球侵略の持つ意味が、いかに説明されているかが注目のしどころ。

まあ、本作に関して言えばそんな興味は端から期待もせず、そもそもネット上での評判はあまり芳しくないので、まったく期待せずに鑑賞に赴く。が、驚いたことに当方好みのB級作品に仕上がっていたじゃありませんか。

『スターウォーズ:エピソード1』や『マトリックス・レヴォリューション』あたりから、SF映画における過剰なCG使用による視野狭窄とバッファ・オーヴァ・フローに悩まされ続けていた。本作のいいところは、登場人物を一般人とすることによって、そんな視野狭窄を鑑賞者に無理強いさせないというところか。単に予算が少なかったからじゃ…ゲフンゲフン。

内容としては、新しいところはまったくないと断言しよう。本作でパクら…ゲホゲホ、リスペクトされている映画は、当方が気付いただけで『 宇宙戦争 』、『 マトリックス三部作 』、『 インデペンデンス・デイ』があったりする。細かく言えば「エイリアン四部作」や一連のゾンビモノの影響もありそうで、オリジナルな部分は感じられない。

それでもね、それらの要素を欲ばらずに94分間に凝縮させた手際はよかったように思う。無駄に語ることをせず、展開のスピード勝負。映画には、見世物としての装置という役割を担っている部分があるのだから、本作はその意味では及第点であるように思えた。まあ、真面目に観に行くとスカされちゃうと思いますが。

ちなみに、敵方の戦闘兵器(陸戦生物?)の一つにアッガイに似たものがあったが、あれも日本のアニメーションに対するリスペクトだったんだろーか?


タグ:【洋画】SF
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