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鳥塚亮:『いすみ鉄道公募社長』(講談社) [book]

いすみ鉄道公募社長 危機を乗り越える夢と戦略

いすみ鉄道公募社長 危機を乗り越える夢と戦略


内容(「BOOK」データベースより)
「ムーミン列車」運行、「700万円訓練費用自己負担運転士」募集、「キハ52型ディーゼルカー」の導入…次々に繰り出されるアイデアが、瀕死の赤字ローカル線を救う。「外資系航空会社の部長」と「鉄道DVD会社の社長」を兼業していた男が、鉄道会社の経営に挑んだ。

先般のエントリで記述したように、著者の講演会の聴講に行くことを決めた時点で購入した作品。結論から申し述べると、語り口は講演のほうがおもしろかったというのが正直なところ。逆に言えば、本書は手堅くまとめすぎというところがあった。

いすみ鉄道という破綻の瀬戸際にあるローカル鉄道の社長の公募に応募するまでの経緯が主として語られる。また、鉄道マニアである著者の思い入れなどの記述も多く、企業再生に関して参考になる部分は(講演内容と比べると)薄い。

それでもね、再生には既成概念やこれまでの因習にとらわれない自由な発想が必要ということはよく伝わってくる。結局のところ、人間は昨日までやっていたことを明日もやっていくということが楽なのだから。会社や地域を活性化するためには、新しい視点・考え方が重要ということなんだろう。

いつの日か、いすみ鉄道に乗らなくちゃならないなあ、とそんな気持ちになってきたよ。


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