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2010年11月の読書メーター [a day in the life]

11月の読書メーター
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:1543ページ

ルポ資源大陸アフリカ―暴力が結ぶ貧困と繁栄ルポ資源大陸アフリカ―暴力が結ぶ貧困と繁栄
読了日:11月29日 著者:白戸 圭一
昭和16年夏の敗戦 (中公文庫)昭和16年夏の敗戦 (中公文庫)
読了日:11月18日 著者:猪瀬 直樹
武道的思考 (筑摩選書)武道的思考 (筑摩選書)
読了日:11月16日 著者:内田 樹
おせっかい教育論おせっかい教育論
読了日:11月08日 著者:鷲田清一,内田樹,釈徹宗,平松邦夫
熱愛熱愛
読了日:11月04日 著者:香納 諒一

読書メーター
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白戸圭一:『ルポ資源大陸アフリカ』(東洋経済新報社) [book]

 
ルポ資源大陸アフリカ―暴力が結ぶ貧困と繁栄

ルポ資源大陸アフリカ―暴力が結ぶ貧困と繁栄

  • 作者: 白戸 圭一
  • 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
  • 発売日: 2009/07/31
  • メディア: 単行本

EPOの曲で好きなもののひとつに「見知らぬ手と手」がある。1992年に発表されたアルバム『Wica』に収録されている。『Wica』自体が非常に水準の高いアルバムだが、その中でもラストを飾るこの一曲は当方にとっては名曲だ。

J○S○A○に後ろ指を指されるのはイヤなので、歌詞はこのあたりを参照いただくとして、リンク先をお読みになればおわかりのように、電車の中で「海外青年協力隊」のポスター広告を見たことをきっかけとして作られた曲らしい。

本書を読んでいてその「見知らぬ手と手」を思い出したのは、「一緒に泣いてあげ」られも「一緒に怒ってあげ」られもしないけれど、「振り上げていた握り拳」で「ハンカチを探す」ことぐらいならできるかもしれないと思ったからだ。


内容(「BOOK」データベースより)
石油、金、ダイヤモンド、レアメタル…。先進国を支える貴重な資源が大量に眠る大陸、アフリカ。かつての貧困の地が今、高度成長を続けている。だが、その成長の地で犯罪や紛争が頻発し、麻薬の密輸、金融詐欺、海賊行為など国境を越える暴力となって日本にも襲いかかる。資源ブームに沸くアフリカでなぜ、暴力の嵐が吹き荒れるのか。元現地特派員が自らの目で見たアフリカ社会の今を報告する。

本書は、とにもかくにも迫真のルポルタージュである。著者は毎日新聞の特派員として4年間を南アフリカ共和国のヨハネスブルクで過ごしている。そのヨハネスブルクの治安状況はどうかというと、


たとえば、南アの二〇〇六年度の人口十万人あたりの殺人発生率は四十・五件。これは日本の約四十倍、英国の約二十八倍。都市部を中心とした凶悪犯罪発生率が高い米国と比べても、約七倍の高率なのだ。
(11ページ)
 

ところが、である。このヨハネスブルクさえマシに思えるのが第5章で描かれる無政府国家ソマリアだ。どのくらい無秩序かというと、まずは護衛のための私兵集団が随行していないと危険であること。そして、


インフラがボロボロになっている光景なら、長年の紛争で荒廃したコンゴ民主共和国の街でも見ることができる。だが、ソマリアには他の貧しい国々とは決定的に違う光景があった。交差点の信号機である。ホテルの近くの大きな交差点には信号機はあったが、ライトは消えており、青、赤、黄色の部分は砂埃で真っ白だ。交通法規が存在せず、交通法規を執行する警察もないのだから、信号機が稼働していないのは当然である。
(267-268ページ)
 

そんな状況に陥っているアフリカ大陸の諸国について、著者の主張を乱暴に要約すると「豊富に埋蔵されている地下資源のおかげで、南アフリカをはじめとする諸国は経済発展が著しいが、そのために所得格差も拡大し、貧しい側は富に犯罪という手段でアクセスする」というようなものか。

また、もともとが自由に人が行き交っていた大陸に、列強諸国が「国境線」を引いたことも民族間紛争の火種になっている。彼らの紛争を利用しようとするアフリカ各国の政府や、安全保障のためにそれに介入する米露の暗躍など、読んでいて暗澹たる気分になってくる。

第3章では1998年に勃発したコンゴ内線で、結局2002年10月の和平合意までに300万人が戦争の犠牲者になったことや、第4章で描かれるスーダンの「ダルフール紛争」では2003年から2009年のあいだに殺害された住民は30万人と推計されていたり、と恐ろしく命の価値が軽い現実がある。

本書の凄みは、上記のような「死の統計」を評論家のように記述するのではなく、著者が命の危険を冒してまで決行する取材活動にある。特にスーダンとソマリアへの取材は読んでいてハラハラする内容だ。

本書で描かれるアフリカの国々の現実に、当方はなすすべもなく立ちずさむほかはない。だから、本書のようなルポルタージュを手に取りその現実を知ることくらいはしたい。一人でも多くの人に読んでほしいと思うルポルタージュの力作だ。


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酒田市に行ってきた [a day in the life]

そろそろ雪の降る季節になろうとしている。雪道運転はしたことがないしする気もないので、そろそろドライブの季節が終わりと言うことでもある。そんなわけで、日帰りで酒田市に行ってみることにした。

CIMG0112.jpg◆道の駅「にしめ」でラベンダーソフトを食す。芳香剤系の香りではあったが慣れるとうまい
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◆酒田に着いたら、まずは腹拵え。さかた海鮮市場内2階にある「海鮮どんや・とびしま」は昼時とあって大賑わい
◆海鮮丼特上を食す。生の海老はかゆくなってしまうので食べないのだが、覚悟を決めて口にしたところ、新鮮だったからなのだろうか、かゆくならなかった
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◆市内の旧跡を訊ねていく途中にあった。当方とは特に関係はない◆旧・本間邸は立派なお屋敷だ
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◆川の対岸から見た山居倉庫
◆逆光にて御免
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 ◆一旦、海鮮市場に戻り「いかすみソフト」を食す。えぐみは感じられたが至って普通のソフトクリーム
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◆日和山公園の灯台
◆映画『 おくりびと 』の舞台になった建物らしいが、当方は未観賞
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◆帰りに道の駅「きさかた」に立ち寄ると、鳥海山が素晴らしい眺め
◆初めて日本海に沈む夕陽が見られた
IMGP4387.jpg◆記念にサンセットビールを買うことにした

 


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プラネックス:HDMI-SW0401(4ポートHDMIセレクタ)がやってきた [gadget]

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先日、ゲームのために久々にWindowsのデスクトップマシンを起動したのだが、既存のubuntuマシンのDVIケーブルを外さなければならなかったりで面倒だった。幸い、デスクトップマシンはいずれもHDMI端子があるから、接続機器の切替機があればいいな、と思った。

その手の切替機は往々にして効果だという認識があったのだが、調べてみると、なんと3,000円を切る価格でplanexが発売しているではないか。今後のHDMI接続機器の増加を睨み、導入を決行することにした。

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◆開封すると、本体はコンパクト
◆内容は、本体・ACアダプタ・切替リモコン・マニュアルなど


さて、本製品の最大のアドバンテージはACアダプタを使わなくてもバスパワーで動作すること。これはいい。コンセント数の不足しているわが仮住まいには相当に便利。

起動した機器は自動判別してくれるらしいのだが、後から起動したものが優先して画像出力されるのは少し困ったもの。そして、WindowsマシンはDVI/HDMI変換ドングルから出力しているのだが解像度がおかしなことになってしまう。ドライバのせいなのかね。とりあえずはWindowsマシンはDVIで直にケーブルを繋ぎ、HDDレコーダとubuntuマシンの2台にこの切替機をつなげている。

きちんと説明書を読んだりwebで検索すれば解決策もあるんだろうが、今のところ支障はないのでこの状態。モノとしてはしっかりした造りだし安価なのでお奨めしたいところだが、上記の相性問題が気になる人は予めよく調べてからの購入が吉です。


PLANEX ゲーム機対応HDMIセレクタ 入力4/出力1 (HDMI Ver.1.3b、HDCP) HDMI-SW0401

PLANEX ゲーム機対応HDMIセレクタ 入力4/出力1 (HDMI Ver.1.3b、HDCP) HDMI-SW0401

  • 出版社/メーカー: プラネックス
  • メディア: エレクトロニクス

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猪瀬直樹:『昭和16年夏の敗戦』(中央公論新社) [book]

昭和16年夏の敗戦 (中公文庫)

昭和16年夏の敗戦 (中公文庫)

  • 作者: 猪瀬 直樹
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2010/06
  • メディア: 文庫

実に恥ずかしい話だが、本書のタイトルをみてその意味するところを解することができなかった。なるほど、あの戦争は四年も続いたのか。近現代史にとんと疎いのはやはり恥ずべきことだな。


内容(「BOOK」データベースより)
緒戦、奇襲攻撃で勝利するが、国力の差から劣勢となり敗戦に至る…。日米開戦直前の夏、総力戦研究所の若手エリートたちがシミュレーションを重ねて出した戦争の経過は、実際とほぼ同じだった! 知られざる実話をもとに日本が“無謀な戦争”に突入したプロセスを描き、意思決定のあるべき姿を示す。

本書は1983年に出版されたもので、著者の作品としては第二作目にあたる。ほぼ四半世紀の時を経て復刊されたということだ。そして復刊されるだけの価値がある作品だと言っておきたい。文庫本だからお財布にもやさしいしハンドリングもしやすいしね。

まず、太平洋戦争開戦前に「総力戦研究所」なる組織が存在したということ自体が興味深い。そのことだけでご飯一膳が食えるってものである。では、どのような企図を以て創設されたのかというと、当時の英国のRDC(Royal Defence College:国防大学)をモデルにしたもののようだ。

その英国の国防大学とは、「平時戦時を通じて軍部と他の政府諸機関との協調連絡をはかるため、その要員を要請する」ために創設されたもので、名称から想像されるような軍人だけが所属するものではなく、貴族・学者・官僚・実業家などもその卒業生に名前を連ねていたという。しかも、多くが将来を嘱望されていた人物たちだという。

つまり、縦割りの組織の弊害である組織間の協調の目詰まりを回避すべく、各界から横断的に「Best and Brightest(最良にしても最も聡明)」な人物を集め闊達な修養をさせるという意図があったのだろう。そして、日本の総力戦研究所に集められた人物たちもまた、多くが東大卒や陸大・海大卒のエリート官僚・軍人集団だった…。

と、まあそんな具合に始まるノンフィクションで、やがて彼らが構成する「模擬内閣」が執り行った日米開戦の「机上演習」(同研究所所員の松田大佐の造語)は、驚くべき結論を導き出すことになる。まあ、そのあたりのスリリングな経過は本書をお読みになって確認してほしい。

当然のことながら、本書のテーマは総合戦研究所の導き出した結論が実際の政治や戦略に活かされたのか否かということや、当時の政治家たちの意志決定について考察するというもので、もちろんその面でも充分に愉しめる。ただし、中盤あたりから著者の興味は総合戦研究所より当時の宰相東条英機の人となりに興味が移ったようで、そのあたりのちぐはぐさは感じられる。

さて、実のところ当方がもっとも関心を持ったのは、研究所に集められた所長以下のスタッフや研究生たちの融通無碍な人物像である。特に所長の飯村穣中将と研究生の志村正海軍少佐の二人が魅力的だ。


同盟通信記者の秋葉研究生は知ったかぶりをして荻生徂来の孫子について質問した。飯村所長が孫子の全文を暗記していると知って顔を赤くするどころか腹の底からあきれてしまった。
(76ページ)


開戦反対の志村研究生の存在は他の研究生には大きな刺激であり、驚きだった。彼の「勝つわけないだろ」というひと言にはご託宣のような響きがあった。「軍人がああいうのだから」という意外さが、かえって信用していいかもしれないな、という気持ちを起こさせていた。志村は海軍大学校を首席で卒業し、その卒業論文は「総力戦」だったことも皆知っていた。
(124-125ページ)

その他の研究生たちもまた優秀な頭脳を有していたとみえ、彼らの活躍シーンをもっと読みたかったというのが正直なところ。そして、彼らのような逸材たちが出した分析結果とは裏腹に、開戦した日本という国の意志決定プロセスの危うさと歴史のうねりの不思議さに思いが馳せられるのだ。


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黒石市に行ってきた [travel]

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配偶者が当地にやってきてくれたので、これまたいつも通り焼き肉なぞで接待しつつ、翌日には黒石市に出かけたのだった。

IMGP4186.jpg■黒石駅近くにクルマを駐めこみせ通りへ赴く
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R0013752.jpg■昼食は黒石名物のつゆ焼きそば。ソースが出汁でのばされているような味で、意外やおいしい
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こみせサロン「松の湯」
■全男性の夢、番台に座る
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■子どもの頃に入った銭湯にはこんな篭があったなあ■しばらく歩くと消防団の建物がレトロ
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■黒石最大の歓楽街である甲徳兵衛町はスナック密集地帯であった
 


その後、クルマでボチボチと廻る。

IMGP4228.jpg■温湯温泉の鶴の湯で軽くひとっ風呂浴びた後、念願の盛美園に行く。アリエッティはいなかったよ
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当日は弘前市に宿泊。翌日は軽く旧・弘前市立図書館をみる。
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盛美園に来ている [travel]

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アリエッティ捜索ちう。
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黒石市に来ている [travel]

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しるつゆ焼きそばなう。
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『レギオン』 [dvd]

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原題: Legion
監督: スコット・スチュワート
脚本: スコット・スチュワート、ピーター・シュリンク
出演: ポール・ベタニー、ルーカス・ブラック、デニス・クエイド、タイリース・ギブソン、チャールズ・S・ダットン、エイドリアン・パリッキ、ケイト・ウォルシュ
製作国: 2010年アメリカ映画
上映時間: 100分
配給: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

■■■
最初に言っておかなければならないのは、普通の映画好きはこのような映画をご覧になってはいけないということである。本作は今年の5月に劇場公開、レンタルでは9月にリリースされたから、時期的にはいいだろうということで以下ではネタバレ的にその理由を記しておこう。


内容(「キネマ旬報社」データベースより)
人類を見限った神々と彼らを守る大天使の壮絶なバトルを描いたアクション。堕落した人類を一掃するために神々が放った天使軍団“レギオン”と、神の命に背いて人類の味方になった大天使・ミカエルが地球の存亡を懸けて戦いを繰り広げる。

プロットは、『ターミネーター』そのもの。真夜中に突如として地上に降り立つ主人公が真っ先に銃器店(武器密輸業者?)で武器の強奪を働くシーンとか、救世主を産むであろう女性を守ろうとするところとか、ラストシーンに至るまでそのまんまといっていいものがある。

そのプロットを味付けするのはゾンビ映画の亜流ともいえる演出。砂漠のど真ん中にぽつんと建つダイナーを舞台に、天使の軍勢(!)に乗り移られたゾンビもどきたちと籠城しての銃撃戦を繰り広げるのだ。人類の存亡を賭けた闘いが砂漠のただ中のちっぽけなダイナーというスケール感でいいのか、と突っこみたくなってしまう。

最終的には、自ら翼を落とした天使である主人公と神から与えられた任務を主人公に成り代わって達成しようとする同僚との大ドツキ合い展開される。そのドツキ合いというのが本当にドツキ合いであって、相対する敵の天使は背中の羽を拡げながら先端がギュンギュン回る金属製のこん棒を振り回したりするのだ。

そうそう、もちろん良いところもあって、歩行器を使っていた老婆が突然凶暴化しダイナーに足止めされていた客の喉笛を噛み切って天井に駆け上がるなんてシーンは出色。また、中盤で登場する顎の異様に伸びるゾンビ化したアイス屋さんなんてのもこれまた傑作シーンではある…orz

いや、久々に無茶苦茶な映画を観た。B級とさえもいえない。というのは、おそらく制作陣は大まじめに作っていると感じられてしまうから。B級にありがちなアソビ心はまったくない、直球一本やり。

そして意外なことに、実は当方は本作を相当に愉しめてしまったのだから困ったものである。とにかく不思議なのはその真面目さ。演出もそうだが役者も大真面目。

主演のポール・ベタニーは『 ファイヤーウォール 』以来とても注目していたのだが、今回もそのかっこよさと生真面目さが光っている。いま調べていてわかったのだが、奥さんがジェニファー・コネリーなんだね。うらやましい。デニス・クエイドももう少しましな作品に出ろよと言いたいくらいに渋い演技。その他、今回初見のケイト・ウォルシュとかウィラ・ホランドとか女性陣の存在感も抜群。

そして先程来申し述べているように、このような題材をなぜかくも真面目に映画に仕立て上げようとするのかというモチベーションが当方には不思議なのだ。勝手に想像したのは、人類と天使が砂漠のただ中のちっぽけなダイナーで闘うのが不思議ではない程度に、「神の怒り」というテーマが身近なものであるのだろうと言うことだ。

これすなわち、世界最大級の宗教国家である米国のお国柄とは言えまいか。進化論を教える教えないのでもめている州があったり、中絶が絶対的な悪であったり、「聖書に書かれた言葉は神が実際に言われたことで、一言一句そのまま解釈すべき」と回答する米国人が米国全体の1/3を占める(2004年時点のギャラップ社の最新米国世論調査)国であったりするのだから。

実際、オオコケしているに違いないと思って確認したら、意外にも制作費26百万ドルに対し興行収入は56百万ドルできちんと稼いでいるのはそんな背景があるからかもしれない。こんなふうに彼我の文化の違いからくるギャップを愉しめるか否かで評価が変わる作品。いや、もちろん考えすぎであり、そんなひねくれた観賞の仕方をするなよ自分、と言いたい。


レギオン コレクターズ・エディション [DVD]

レギオン コレクターズ・エディション [DVD]

  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • メディア: DVD

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『ポータル【日本語版】』 [game]

ポータル【日本語版】

ポータル【日本語版】

  • 出版社/メーカー: サイバーフロント
  • メディア: DVD

けほこほ。風邪引いちまったよ。幸か不幸か土日にかけてだから仕事はしなくても良いが、せっかく晴天なのに不甲斐ないからだが恨めしい。読書もDVD鑑賞も入力が大きすぎるから鬱陶しいし、FM聴くのもめんどうだ。

そういえば、何日か前に少し気になっていたPCゲームのソフトを仕入れていた。それがこれ。ほとんど半年ぶり以上にWindows Vistaマシンを起動させやってみることにする。

DVD-ROMを入れると、なんだかSteemなるソフトの導入を促される。なんじゃいな、と言われるがままにインストールするのだがこれがわかりにくい。よーするに、ゲームの中身はDVD-ROMに収録されているのではなく、このSteamを通してオンラインで供給されていると言うことなのか。それにしてはデータ量が多いような気もするが。

閑話休題。PCゲームなんてほとんど10年ぶりくらいだから最初はどのように操作するのか戸惑っていたが、当然の如く慣れれば問題なし。さて、本題の『ポータル』なんだが、これはおもしろい。まず、当方のようにゲームをやり慣れていないものには、難易度が低いというか、敵がバシバシ攻撃してくるわけではなく、じっくり考えながら進行させることができるところがよい。

内容は「三次元的なパズルとFPS、アドベンチャーゲームをブレンドさせた、今までにない斬新なゲーム。ポータルデバイスを利用して壁や天井に出入り口を開けたり、グラビティガンの周囲のものを動かしながら先へ進む、一人称視点のパズルゲーム。何十もの用意をされた問題を解く」というもの。銃はガンガン撃つんだが、それは敵を斃すためではない、というアプローチが新鮮。

そもそも本作は、米国初のゲーム系4年制大学の学生が卒業制作として作っていた作品が原型になっているとのこと。それが数々のGame Of The Yearを獲得しているのだが、なるほど、肯けるものがある。

2007年の作品とはいえ古びてはなく、むしろ時代を超えて愉しめる内容となっている。マシンのスペックも高性能を要求するものではないから、普段はPCゲームなんてしないというライトなユーザーは騙されたと思ってプレイしてみて欲しい。ハマりますよ。


◎当方はこのセットで買いました。お得です。

[価格改定版]ハーフライフ2 オレンジボックス【日本語版】

[価格改定版]ハーフライフ2 オレンジボックス【日本語版】

  • 出版社/メーカー: サイバーフロント
  • メディア: DVD-ROM


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鷲田清一, 内田樹, 釈徹宗,平松邦夫:『おせっかい教育論』(140B) [book]

おせっかい教育論

おせっかい教育論

  • 作者: 鷲田清一,内田樹, 釈徹宗,平松邦夫
  • 出版社/メーカー: 140B
  • 発売日: 2010/09/28
  • メディア: 単行本

二十代の終わり頃、仕事でよく大阪に出張に行っていた。家にいるより大阪にいる時間の方が長い二年間だった。大阪の地下鉄に関しては、東京のそれよりも詳しくなっちまった。そして、やはり大阪は東京都は少し違うな、という感覚は持った。なんだろうかね、より本音に近い物言いというか、とにかく言ったもん勝ちみたいな感じはある。良い悪いではないよ、そういう世界もあるんだなあ、と感じたのだ。


内容(「BOOK」データベースより)
教育とはビジネスではなく、個人の利益追求でもなく、もちろん商品でもない。その本質は「おせっかい」である―。江戸時代から「自前で学ぶ」精神が脈々と息づく大阪・中之島に4人の賢者が集い、「街場の学び」と「これからの教育」についてまったりと、でも真剣に語り合った。

さて、本書は「社学連携事業として連続講座やセミナーなどを行う「大阪大学21世紀懐徳堂」」のキックオフセミナーとして開催された「21世紀は街場で学べ!」の内容と、四名のパネリストの寄稿、そしてセミナー後の会食での談話を一冊に纏めたもの。

ポイントは何点かあって、ひとつは東京とは異なる文化の形成を辿った大阪という都市に関する論議。また、それに関わった人物たちへの言及ということになる。そして、江戸時代の大阪では教育が官ではなく民の主導で推進されていたことのユニークさがあるということか。

そこから、いまの大阪が持つ現状と課題、そして打開策について語られる。結局は、それは教育ということに収斂されていくのだが、その教育論についてはただ一人の関東人である内田氏の独壇場とも言えるものとなっている。実際、内田氏は大阪市の特別顧問に就任しているのだし。

といった内容の対談集であり、深みとか濃さとかは期待すべくもないのだが、内田ファンである当方にはそこそこ愉しめてしまった。ちなみに出版社の140Bは聞き慣れない版元だが、大阪の堂島に本社を持つ出版・クリエイティブ集団のようだ。


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香納諒一:『熱愛』(PHP研究所) [book]

熱愛

熱愛

  • 作者: 香納 諒一
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2010/09/08
  • メディア: 単行本

内容(「BOOK」データベースより)
刑事くずれの探偵・鬼束啓一郎は、ヤクザの次男坊・仁科英雄に依頼され、謎の殺し屋“ミスター”を探すことになった。息子と妻を喪った過去に苦しむ鬼束は、英雄・大輝兄弟とミスターの正体を探るうち、裏社会の抗争に巻き込まれていく。やがて絶体絶命の窮地に立った鬼束と英雄は…。謎の殺し屋を追う元刑事、深い闇に沈んだその心に救いはあるか。男たちの魂の絶望と再生を描く渾身のハードボイルド長篇。

半年ぶりの著者の新作を見逃していた。あまり書店では見かけないんだよなあ。今回は出版社がPHP研究所だし。というか、最近のPHP研究所はエンタテインメント路線にも幅広く手を拡げているのだね。

さて、読み終わってから感じた突っ込みどころを幾つか。まず、設定や主人公をはじめとした人物造型がいかにも類型的であること。主人公である妻子を亡くし落ちぶれた元刑事とか、今ひとつ冴えない暴力団の組長の息子とか。ありふれすぎているといってしまえばその通り。

次に気になったのが暴力団の息子の弟の存在(正確には三男)。ストーリーを進めるうえで必要だったにせよ、あれだけの卓越した技術を持っているという設定はリアリティに欠けるきらいがある。

最後に、矢鱈と説明的な登場人物たちの科白。著者らしい複雑なプロットをわかりやすく解説するためということだろうが、なんだかね、よくしゃべりすぎてハードボイルド小説という看板には相応しくないように思う。

プロット自体も著者のもっとも有名な作品のひとつ(『 幻の女 』ではない)のポジとネガみたいな関係に思える。その小説は荒唐無稽の一歩手前で踏みとどまって危うくバランスを保っていたが、本作では少しばかり無理を感じたというのが正直なところ。

それでも、結局は数日で読了させてしまう著者のストーリーテリングは相変わらずで、いろいろモヤモヤするところはあるにせよつまらないということはないのはさすが。自信を持って人に奨めるというわけにはいかないが、当方にとってはあらためて著者の小説が好きなんだということがわかったのであった。


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岡康道,小田嶋隆,清野由美:『ガラパゴスでいいじゃない』(講談社) [book]

ガラパゴスでいいじゃない

ガラパゴスでいいじゃない

  • 作者: 岡 康道
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2010/08/27
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

このblogでは、個人輸入したAndroidケータイをご紹介している一方で、伝統的(?)なストレート端末の購入をご報告したりしている。実はHTCのlegendはほとんど使用することなくほっぽりっぱなしという状態。一方、auの端末は当然の如く毎日持ち歩いており、サイズや電池の保ち・ユーザインタフェースからすると、結局ガラケーがいちばん使いやすかったりする。だから、当方も「ガラパゴスでいいじゃない」と思っているのだ。


内容説明
『日経ビジネスオンライン』の大人気連載が再び書籍化!
オカ、オダジマの小石川高校コンビが語り尽くす、
カシコイおじさんのカッコつけない本音の人生論。

オバマのような完璧な人生に憧れますか? 頭頂部がザビエル化していることに気づいたらどうしますか? 他の誰かに嫉妬は覚えますか? 努力で幸せになれますか? 自己啓発本では教えてもらえない、カシコイ大人の「人生の折り合いのつけかた」満載の一冊、再び!  日経ビジネスオンラインにて連載の「人生の諸問題・シーズン2」に加え、特別編として内田樹さん×小田嶋隆、高木豊さん×岡康道の対談も併せて収録。

人生2割がちょうどいい 』のコンビが再登場という一冊。二人の掛け合いの愉しさによる対談集としては充分に水準を超えているが、前作の充実度合いに比すと本書は少々物足りないというのが正直なところ。

その物足りなさがどこに起因するのかをどう表現して良いのかわからない。たぶん、前作では、二人の歩んでこられた人生を対談という形式で読むことにより、野次馬根性が充足させられたということがあるだろう。具体的にいうと、小田嶋氏のアル中からの復活エピソードなんてのは何度読んでも凄いと思う。

本書でもザビエル化した頭頂部をいかに復活させたか、とか、岡氏の主催するアメフトチームの初試合のエピソードなど興味深い話題はある。でもね、単純なインパクトという点では前作には及ばなかった。タイトルにある「ガラパゴスでいいじゃない」というテーマもわりと浅掘りで、両氏の毒舌をもう少し愉しみたいところではあった。


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Logicool Wireless Trackball M570がやってきた [gadget]

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ポインティングデバイスというと何やら畏まった物言いだが、PCの場合、一般的にはデスクトップであればマウス、ノートで言えばトラックパッドなど、ポインタを操作するマン・マシン・インタフェースのこと。

そして、困ったことに当方はポインティングデバイスとしてのマウスもトラックパッドも好きではない。いや、高性能なマウスは好きだし買ってはいるのだが、じゃあ実際に仕事や趣味で使っているかというとほとんど使わない。

じゃあ、何を使っているのかと言えば、今回のお題のトラックボールであり、ThinkPadシリーズのトラックポイントが至高と思っている。思い返せば、はじめて買ったノートパソコンはThinkPadであり、二台目はPanasonicのLet's note miniなのだから三つ子の魂百までである。1998年に初めてPCを組み立てたときのポインティングデバイスもMicrosoftのトラックボールだった。

その後、同社のTrackBall opticalとの相性が良かったらしく、かれこれ8年ほど使っている。ところが、ご存知の通り同社はトラックボールの生産から撤退してしまった。予備を買っておけば良かった、と思えども後悔先に立たず。辛うじてTrackball exprolerを購入したが、これは人差し指で転がすのでアウト。当方は親指で転がしたい派なのだ。

もちろん、ポインティングデバイス・メーカーの一方の雄であるLogicoolがトラックボールを発売していることは知っていたが、同じ親指転がしでも、これはウェブ・ブラウザの「進む・戻る」ボタンがなかったりして物足りない。同社トラックボールのフラッグシップであるCordless Optical TrackManは人差し指転がしなのでこれまたアウト。

そう、ケータイではストレート端末を好むように、ポインティングデバイスではトラックボールを好むという少数派。何しろ、会社の人が当方のPCを触ると、トラックボールをマウスのように動かそうとしているくらい珍しいのだ、一般的には。ああ、このままこのデバイスは滅びていってしまうのか、と絶滅危惧種を儚むような思いでいたのだった。

ところが、である。今回、Logicool様がやってくれたのだ。親指転がしで5ボタン、しかもコードレスというオマケ付き。これは買わずにおくべきか(いや、買わざるをえない、という反語もしくは修辞疑問文)。というわけでさっそくポチッたのだった。それではいつものように開封の儀。

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■簡易な梱包。この手の梱包は開梱しにくいと思ったらやっぱりそうだった■内容物。本体とドングル、保証書とマニュアル。ソフトウェアのCD-ROMはなく、同社サイトからダウンロードするようだ。余計なソフトは入れたくない当方にはありがたい■単三乾電池はセットされており、接点を遮断するフィルムを抜けばすぐに使える
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■電源は単三乾電池。カタログスペック最大18ヶ月の使用期間がすばらしい。ドングルの収納も可だから、モバイル用途にも使える■ON/OFFスイッチがあるのも親切 


実は、これは本機を使いながら書いているのだが、結論を申し述べよう。世界の親指転がし派トラックボーラーの諸兄は躊躇わずに買いましょう。これだけのものが樋口一葉一枚で買えるうえに、おつりまで貰える歓びを是非とも味わってほしい。そして、一葉一枚でこれだけのプロダクツを提供してくれたLogicool様には最大級の敬意を払いたい。さらに、レッドリストに載りかけていたトラックボールを今後も造り続けてもらえるよう応援したい。

使用感は、また機会あらば申し述べるとして、とにかく掌に納まるコンパクト感がすばらしい。よもやトラックボールでこれだけコンパクトなものに巡り会えるとは思わなかった。それだけでも凄いので、あとはもういいや。予備を買っちゃおうかな。というか買っておこう。

こういうものに出会うと、トラックパッドだから購入範囲外だった新しいMac book airの11インチ版が欲しくなっちゃうんだよな。あ、いえ、聞かなかったことにしてください>配偶者


LOGICOOL ワイヤレストラックボール Unifying対応超小型レシーバー採用 M570

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  • 出版社/メーカー: ロジクール
  • メディア: エレクトロニクス

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