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『マネー・ショート』 [movie]

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原題:The Big Short
監督:アダム・マッケイ
原作:マイケル・ルイス
出演:クリスチャン・ベール、スティーブ・カレル、ライアン・ゴズリング、ブラッド・ピット
製作年: 2015年
製作国:アメリカ
配給:東和ピクチャーズ
上映時間:118分

当方は株式や債券等の投資の類は一切やっていない。ああいったものは素人が手を出してはいけないものだと思っている。だから直接的には株価の上下に一喜一憂しない平和な生活を送れている。簡単に儲けることなんてできないのだから。
解説
05年、ニューヨーク金融トレーダーのマイケルは、住宅ローンを含む金融商品が債務不履行に陥る危険性を銀行家や政府に訴えるが、全く相手にされない。そこで「クレジット・デフォルト・スワップ」という金融取引でウォール街を出し抜く計画を立てる。そして08年、住宅ローンの破綻に端を発する市場崩壊の兆候が表れる。
本書の原作である『世紀の空売り』は当方が読んでもおもしろい金融系ノンフィクションだった。だから相応に期待をして鑑賞したのだが、そこは裏切られなかったといっておこう。ただし、逆に原作を読んでいたからわかる、ということは多い。そもそものサブプライムローンから、それを債権化するとはどういうことなのかなど、一定の知識が必要である。

あと、ライアン・ゴズリング演じるドイツ銀行の行員が一種の語り部役のメタ構造を持っているのだが、それがどれほどの効果があるかは疑問。観客を戸惑わせるものになってはいまいか。

米国経済(ひいては世界経済の)の破綻に逆張りを仕掛けるということに対しての罪悪感や、ファンド・マネージャの兄に関するサイドストーリーなど、なんとなく余計かな、という気はする。また、基本的には空売りを仕掛けて2年間は待つというストーリーなのでテンポは少しかったるい。

という感じの細かい文句はあるのだけれど、クライマックスの一つであるラスベガスのエピソードに見られる金融業界や政府に対する不信感を包み隠さず訴えてくるところなど、やはり骨太である。余談だが、ラスベガスにおける食事のシーンで徳永英明の『最後の言い訳』がBGMに使われているのは示唆的だ。

単純なエンタテインメントを期待すると物足りないが、社会派ドキュメンタリー映画などがお好きな人にはおすすめである。


◎原作も良書です。

世紀の空売り―世界経済の破綻に賭けた男たち (文春文庫)

世紀の空売り―世界経済の破綻に賭けた男たち (文春文庫)

  • 作者: マイケル・ルイス
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2013/03/08
  • メディア: 文庫


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